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    Ultimate Drum Technique #26 コントロールド・バウンス・フィール Vol.2

    • Text & Score & Video:Hiroshi Matsuo

    CHAPTER26:コントロールド・バウンス・フィール Vol.2

    みなさんこんにちは、松尾啓史です。第26回では、前回習得したコントロールド・バウンス・フィールのAdvanced編として、より実践的なドラム・パターンにチャレンジしてみましょう。

    ワン・ハンド・ロール
    〜Advanced編〜

    Advanced編では、より実践的なドラム・パターンにチャレンジしてみましょう。モチーフとなるフィールからの変化を感じながらプレイしてみてください。

    Ex-3は、16ビートのパターンを5連符のグリッドに当てはめてシャッフル化したものです。3連符グリッドに当てはめたときよりもレイド・バックしたシャッフル・ビートが出来上がります。

    Ex-4は、ハーフタイム・シャッフルに対してキックのみをイーヴン・フィールに変換させたものです。このようにイーヴンとシャッフルを混在させることはあまりないケースですが、計算されたビートのヨレや揺れ具合いを表現するのにはうってつけの手法です。

    Ex-5は、16ビートのパターンを7連符のグリッドへと変化させたものです。

    Ex-6は、ジャズ・シャッフルのパターンを6連符のグリッドへと当てはめて変換したものです。より詰まった感じのグルーヴを表現することができます。

    Ex-7は、シンプルな3連符ベースのシャッフル・ビートを、16分音符のグリッドと5連符のグリッドとを混同させたものへと変化させたパターンです。1小節の中でビートに緩急がつく、ユニークなアプローチです。

    Ex-8は、ソリッドな16ビートのパターンを32分音符のグリッドへと当てはめたパターンです。フィーリングこそバウンスですが、イーヴン・ビートとも捉えることができますね。

    Ultimate Drum Technique – BACK NUMBER

    ■CHAPTER 1:モダン・フット・ワーク
    ■CHAPTER 2:左足のハイハット・コントロール
     ▶︎上記2つについてもっと詳しく知りたい方は、リズム&ドラム・マガジン20年7月号をチェック!


    ■CHAPTER3:ゴースト・ノート
    ■CHAPTER4:ワン・ポイント・モジュレーション
     ▶︎上記2つについてもっと詳しく知りたい方は、リズム&ドラム・マガジン20年10月号をチェック!

    ■CHAPTER5:トラップ・ビート
    ■CHAPTER6:トラップ・ビート Vol.2
     ▶︎上記2つについてもっと詳しく知りたい方は、リズム&ドラム・マガジン21年1月号をチェック!

    ■CHAPTER7:オッド・グルーヴ
    ■CHAPTER8:オッド・フィル

    ■CHAPTER9:メトリック・モジュレーション
    ■CHAPTER10:メトリック・モジュレーション<奇数分割 ver.>

    ■CHAPTER11:スティック・トリック Vol.1
    ■CHAPTER12:スティック・トリック Vol.2

    ■CHAPTER13:ミスター・ハイハットに挑戦 Vol.01
    ■CHAPTER14:ミスター・ハイハットに挑戦 Vol.02

    ■CHAPTER15:チェンジ・アップ/ダウンで緩急自在 Vol.01

    ■CHAPTER16:チェンジ・アップ/ダウンで緩急自在 Vol.02

    ■CHAPTER17:レフトボディ・オスティナート Vol.01
    ■CHAPTER18:レフトボディ・オスティナート Vol.02

    ■CHAPTER19:リニア・ゴースト Vol.01
    ■CHAPTER20:リニア・ゴースト Vol.02

    ■CHAPTER21:メトロノーム・ハック Vol.01
    ■CHAPTER22:メトロノーム・ハックVol.02

    ■CHAPTER23:ワン・ハンド・ロールVol.01
    ■CHAPTER24:ワン・ハンド・ロールVol.02

    ■CHAPTER23:コントロールド・バウンス・フィール Vol.01

    ◎Profile
    まつおひろし:豊富なドラム知識を生かし、リットーミュージックより自身の執筆する教則本『究極のドラム・トレーニング・バイブル』をリリース。現在はリズム&ドラム・マガジンでプレイ分析や執筆を担当している他、ドラム・セット・プレイヤーとしてのみならず、ドラム・スティックを投げたり回したりと視覚的に楽しませるパフォーマーとして、東京ディズニーシーや打楽器アンサンブル・チームでの公演の経歴もある。さらにゲーム音楽を中心としたレコーディングも多岐に渡る。20歳の頃より音楽教室でのレッスンなど、クリニシャンとして後世のドラマーの育成にも積極的に取り組み、吹奏楽からプログレまでジャンルを問わずさまざまなバンドでのライヴ・セッション活動を行っている。

    ◎Information
    松尾啓史 HP Twitter YouTube