NOTES
フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。今回は、スティングやマドンナとの共演でも活躍し、グルーヴとテクニックを高次元で両立させるドラマー、オマー・ハキム。あらゆるジャンルのアーティストから引っ張りだこの彼の最大の魅力とも言える、ダイナミクス・コントロールを解説!
ベーシック・アプローチ
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16ビートのハイハットにアクセントを加えたパターン(Ex-1/0:00〜)で、ハイハットで躍動的なビートを作っていくアプローチ。4小節目のフィルインもアクセントを使ったフレーリングだ。左右のアクセントを均一な音量に揃えよう。
アクセントの移動は、ダウン・ストロークの正確性が特に重要となる。ダウン・ストロークはアクセントを叩いた後、小さい音を叩くために打面近くでスティックを止めるもので、これが正確にできないとノー・アクセントの音がコントロールできず、アクセントとのメリハリがなくなってしまうので注意。
オマー・ハキム流アプローチ
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Ex-2(0:15〜)も16ビートのハイハットにアクセントの移動を迎えたパターン。バス・ドラムとハイハットのアクセントが微妙に絡んでいるのがミソ。途中左手のハイハット・オープンでアクセントをより強調しているのがポイントとなる。アクセントをスティックのショルダー、ノー・アクセントはスティックのチップで叩くようにすると、よりアクセントが強調できる。
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アクセントの移動を使ったより複雑なコンビネーションのパターン(Ex-3/0:25〜)。1小節目の終わりのハイハット・オープンから2小節目にかけてのアクセントの入れ方がポイント。左手のアクセントをなるべく強めに叩くようにしよう。1小節目はロールからバス・トラムの部分のアクセントにかけてのコンビネーションがポイントで、ここもメリハリのあるアクセントになるよう心がけよう。
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バウンスした16ビート・パターンでの躍動的なアクセントのつけ方の一例(Ex-4/0:35〜)。ここでは6連符のはさみ方がポイント。6連の手順はダブル・ストロークを使ってスピーディに叩けるようにしよう。2小節目アタマはパラディドルの手順になっているので、切り替えとハイハット・オープンのアクセントがしっかり入れられるようにしよう。
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