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Lesson – 最強のドラム練習帳〜 Vol.02 ジェフ・ポーカロに学ぶハイハットによるリズム構築〜

  • Text:Michiaki Suganuma

フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 第二弾は数々の楽曲に名演を刻んだグルーヴ・マスター、ジェフ・ポーカロのハイハット・ワークについて学んでいこう。

フレーズ&テクニック解説

アメリカの西海岸でセッション・ドラマーとして活躍し、さらにTOTOのオリジナル・ドラマーとしても有名なジェフ・ポーカロ。素早いフット・ワークによるスピード感溢れるビートや、インパクトのあるフィルインなどで個性を発揮しているが、その堅実なハイハット・ワークによるグルーヴにも定評がある。

特にハイハット・ワークはグルーヴ系ドラマーのお手本とも言われ、ストレートな16ビートからシャッフルまで、独特なグルーヴの基本となっている。またシャッフルに関しては、「TOTOシャッフル」という呼び名もついた、スネアのゴースト・ノートを多用したアプローチも特徴の1つ。あらゆるジャンルに対応できる幅広いプレイ・スタイルを持つドラマーだ。

ハーフ・タイム・シャッフルの名演としてあまりに有名なTOTOの「ロザーナ」

ベーシック・アプローチ

ハーフ・タイムの8ビートの基本パターン(Ex-1/0:00〜)。ハイハットの右手刻みがポイントで、アクセントのつけ方も、フラットな感じから“チクチク”とアタマにアクセントを入れる感じまで、表現に幅を持たせられるといいだろう。ハイハットの刻みがバス・ドラムに左右されないように注意。

ジェフ・ポーカロ流アプローチ

Ex-2(0:08〜)はハーフ・タイムのパターンにハイハット・オープンのアクセントを加えたもの。ハイハット・オープンはダウン・ストロークで強く叩き、次の音は叩かないようにしてみよう。一定のダウン&アップの動きから不規則な形に変わることに対応するための練習でもある


ハーフ・タイムのパターンをテンポ・アップしていくと、こうした16ビートの領域に入る(Ex-3/0:20〜)。この書き方の違いは、要はテンポの違いで、より細かいダウン&アップが必要とされる。4小節目の最後はハイハット・オープンを使ったフィルインで、これもポーカロ流のアプローチ。強いアクセントで叩けるようにしよう。

ボズ・スキャッグスの「Low Down」はジェフのハイハット・ワークが光る名演の1つ

Vol.01〜ジョン・ボーナムに学ぶ8ビートの発展パターン&フィル