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Lesson – 最強のドラム練習帳 〜 Vol.04 チャド・スミスに学ぶロックとファンク・ビートの融合 〜

  • Text:Michiaki Suganuma

フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 第四弾は、90年代のミクスチャー・ロックの主役となったレッド・ホット・チリ・ペッパーズの屋台骨、チャド・スミスのロック&ファンク融合ビートについて解説していこう!

フレーズ&テクニック解説

レッチリことレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスは、ロックにファンクなど多様な要素を組み合わせたプレイ・スタイルが特徴で、90年代のロック・ドラムの新しい流れを作り出したドラマーの1人だ。ジョン・ボーナムをさらにファンクに近づけたようなスタイルで、ショットの力強さはロックそのもの。したがってファンク系のパターンでも常にロック的なグルーヴ感を伴っている。ジョン・ボーナムだけでなく、バディ・リッチやミッチ・ミッチェルなど、さまざまなドラマーからの影響も吸収しており、テクニックの面でもスネアのゴースト・ノートを多用するなど、しっかりしたダイナミクス・コントロールを備えている。確かなテクニックに裏づけされたラフさが魅力的なドラマーだ。

ベーシック・アプローチ

チャド・スミスのロック的なサウンドはやはりそのストロークによって生み出される(Ex-1/0:00〜)。8ビートを叩くときには、スティックが頭の後ろまで振り上げられる。対照的にゴースト・ノートはストロークが4〜5cm内に抑えられている。このストロークのスピードと落差のコントロールがチャド流ドラミングのカギとなる。

チャド・スミス流アプローチ

Ex-20:11〜)は、バス・ドラムのウラ打ちを多用したロック/ファンク・ビートの典型的パターン。バス・ドラムのウラ打ちは左足のカカトを8分で動かしておくとやりやすいだろう。この左足のゴースト・モーションの大きさによっては、ハイハットのサウンドも多少ラフになる。チャドは左足のカカトをかなり上げて動かしているようだ。


Ex-30:22〜)は、Ex-2のスネアのタイミングが変化したもの。4拍目のスネアのアクセントがずれ、8ビートにダブル・タイムのような感覚も加わる。2小節3拍目のように16分のウラにスネアのアクセントが入るときは、その4分のアタマの右手を、叩きながら手前に逃がしてやると、アクセントの振り上げが大きくできて叩きやすい。

ドラマガWEB 最強のドラム練習帳

Vol.01 ジョン・ボーナムに学ぶ8ビートの発展パターン&フィル
Vol.02 ジェフ・ポーカロに学ぶハイハットによるリズム構築
Vol.03 コージー・パウエルに学ぶ重量級ツーバス・ドラミング