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最強のドラム練習帳 〜 Vol.09 【第三弾】神保 彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ 〜

  • Text:Michiaki Suganuma

フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。今回も12月16日発売のドラム・マガジン2021年1月号の表紙を飾るスーパー・ドラマー、神保 彰のアプローチを特別公開!! その第三弾はハイテク・フィルと代名詞とも言える左足クラーベについて解説。ポイントをおさえながら、難易度もグレードアップしているパターンに挑戦してみよう!

リズム&ドラム・マガジン2021年1月号
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神保 彰のデイリー・エクササイズ映像も収録!

【第三弾】神保 彰流アプローチ

キメの間にフィルを入れていく形の一例(Ex-7/0:00〜)。ここではラフによるフレージングを中心にしたアプローチが特徴。1、3小節目最後のクラッシュのシンコペーション後は、右手のゴースト・ノートから始まっている。左手のゴースト・ノートと右手の移動をスムーズにこなすのがポイント。


左足クラーベを使ったソンゴ・パターンの基本形(Ex-80:13〜)。左の足元にはウッド・ブロックをセットし、バス・ドラムのペダルで踏む。右手ではカウベルを叩き、クラーベは2-3になっている。まずは左足のクラーベに右足を加えていき、次に右手の4分、最後に左手のスネアというふうに、1つずつ楽器を加えていこう。


3-2のマンボ・クラーベを使ったラテン・パターンのバリエーション(Ex-90:23〜)。左足のクラーベはEx-8と異なるので注意しよう。スネアはアクセントと転がしがポイントだが、初めは両足の音型をキープしながら、手は16分音符をシングル・ストロークで叩くだけの練習をしてみよう。

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Vol.09 神保 彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ
Vol.09 神保彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ – 2