NOTES

UP

Lesson – 最強のドラム練習帳〜 Vol.01 ジョン・ボーナムに学ぶ8ビートの発展パターン&フィル 〜

  • Text:Michiaki Suganuma

フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 第一弾として、今年没後40年の節目を迎える永遠のドラム・ヒーロー、ジョン・ボーナムのスタイルを学んでいこう。

フレーズ&テクニック解説

ジョン・ボーナムはレッド・ツェッペリンの一員として、ロック・ドラミングに多大な影響を及ぼしたドラマーだ。重くラウドなサウンドで、ハード・ロックの基礎を築き、一方でジャズやカントリーなどからの影響も見られ、単なる8ビート中心のドラマーではないところもまた魅力だ。そのリズムの中で多いのがハーフ・タイムの8ビートを発展させた形で、リフに合わせたパターン作りが特徴的。これが速くなると16ビートの形となるが、ファンク・ビートとは根本的に違うロック的なビートになる。

ハードなチェンジアップ・フィルを多用したブルース系のプレイや、バス・ドラムのダブルを多用したプレイなども印象的。そして最も重要なポイントは、重さとタイトさが両立したドラミングにある。

ベーシック・アプローチ

ハーフ・タイムの8ビートのバリエーション(Ex-1/0:00〜)で、スネアとバス・ドラムの絡み方に特徴を見いだすことができる。こうしたフレキシブルなパターンに対応するため、手足のコンビネーションが必要となっている。右手はすべて大きめのフル・ストロークで叩くのもポイントで、ダウン・アップで叩かないのがハーフ・タイムのパターンの基本と言える。スネアの音量はなるべく一定に保つようにしよう。

ジョン・ボーナム流アプローチ

」ハーフ・タイム・パターンのバリエーション(Ex-2/0:11〜)で、3拍目のスネアが抜けたり、スネアの位置をズラしたり(=スリップ・ビート)することで、より自由なリズムを作ることができるという一例。スネアとバス・ドラムの絡ませ方で、1つの流れができていることを意識して叩けるようにしよう!


スネアにゴースト・ノートを絡ませたアプローチ(Ex-3/0:21〜)。ジョン・ボーナムのプレイにはこうしたゴースト・ノートをうまく絡めたものも多く、ニュアンスのつけ方を学ぶことでよりグルーヴを生かすことができる。スネアのアクセントの直後にゴーストを絡ませるのがポイント。

リズム&ドラム・マガジン『最強のドラム練習帳 名手25人の究極技』

著:菅沼道昭
リットーミュージック刊 ISBN:9784845610495

【CONTENTS】

◎第1章 有名ドラマーに学ぶテクニック

─リズム・アプローチ系─
ジョン・ボーナムに学ぶ8ビートの発展パターン&フィル
ジェフ・ポーカロに学ぶハイハットによるリズム構築
チャド・スミスに学ぶロックとファンク・ビートの融合
コージー・パウエルに学ぶ重量級ツーバス・ドラミング
ラーズ・ウルリッヒに学ぶ高速スラッシュ・ビート
スチュワート・コープランドに学ぶ上級ハイハット・ワーク
スティーヴ・ジョーダンに学ぶR&Bスタイルのグルーヴ
バーナード・パーディに学ぶ躍動のファンク・ビート
デヴィッド・ガリバルディに学ぶ複合パターン作り
オマー・ハキムに学ぶダイナミクス・コントロール
ビル・ブラッフォードに学ぶ変拍子ドラミング
菅沼孝三に学ぶ高度なリズム・トリック
トニー・ウィリアムスに学ぶ高速&変則レガート
エルヴィン・ジョーンズに学ぶリズム細分化とポリリズム
ジェフ”テイン”ワッツに学ぶ新時代の4ビート・アプローチ

─テクニカル・フィルイン系─
デニス・チェンバースに学ぶ超高速フィルイン
ヴィニー・カリウタに学ぶ奇数割り変則フレージング
村上”ポンタ”秀一に学ぶメロディアス・プレイ
神保彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ
バディ・リッチに学ぶ流麗なスネア・ソロ

─フット・コンビネーション系─
マイク・ポートノイに学ぶ発展型ツーバス・テクニック
サイモン・フィリップスに学ぶ左半身強化プレイ
スティーヴ・ガッドに学ぶルーディメンツの応用
デイヴ・ウェックルに学ぶ高度な手足の連携
テリー・ボジオに学ぶ4ウェイ・コーディネーション
COLUMN:本書に登場するドラム用語・

◎第2章 総まとめ練習フレーズ

ダブル・タイムを含む8ビートの実践練習
バウンスした16ビートの実践練習
ファンク&ラテン・ビートの実践練習
スネアを中心とした4ビート・ドラム・ソロの実践練習
変拍子とリズム・チェンジの実践練習
COLUMN:本書に登場するドラム用語・

◎巻末付録 リズム&ドラム・マガジン流 究極の基礎練メニュー

シングル・ストローク
アクセント移動
ダブル・ストローク&ルーディメンツ
基本的なリズム・パターン
ドラム間の移動
コンビネーション
COLUMN:特選! 本書との併読をオススメするドラム教則本
COLUMN:特選! 目で見て上達 究極のドラム教則DVD/ビデオ

詳細はこちら●リットーミュージック商品HP