伊地知のトレードマークにもなっていた青ラメのパールMasters Premium Legendから実に11年ぶりのセット・チェンジとなった新たな相棒は、昨夏“再編”が行われたハイエンド・モデルの1つ＝Masters Maple Pure。「エンジニアさんに鳴りすぎと言われるくらい（笑）、すごくよく鳴ってくれます」と語っており、木目を生かしたナチュラル・フィニッシュもお気に入りの様子。バス・ドラムには胴鳴りを調整するため、本革を載せていた。打面ヘッドは模索中とのことで、撮影時にはレモのパワーストローク4コーテッド（バス・ドラム）やコーテッド・エンペラー（タム類）を装着し、フロア・タムのみジェルで軽くミュートが施されていた。セットされているセイビアン・シンバルは長年不動のラインナップで、セットが変わってもそのままとなっている。スネア・ドラムはこちらも長らく愛用しているSensiToneのスティール（14"×5"）。予備としてブラス・シェルのDuoluxe（14"×5"）とデーモン・チェーンのフット・ペダルもセット脇に用意。スティックはヴィックファースのチャーリー・ワッツ・モデル（15mm×405mm／ヒッコリー）と5A（14.4mm×407mm／ヒッコリー）を楽曲のテイストに応じて使い分け。パールと新しいシグネチャー・モデルを制作中とのことで、完成が待ち遠しい。