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Lesson – 最強のドラム練習帳 〜 Vol.09 神保 彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ 〜

  • Text:Michiaki Suganuma

フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 今回はカシオペアのドラマーとして名を馳せて、現在でも世界を股にかけ活躍する神保 彰のアプローチについて解説!

フレーズ&テクニック解説

フュージョン・バンド、カシオペアのドラマーとしてプロの道に入り、現在では世界で活躍する神保 彰。ドラミングはルーディメンツなどをフルに活用したフィルと、正確無比なタイム・キープが持ち味。スピーディで流れるような移動フレーズや、瞬間的な32分音符のはさみ込み方など、どれをとっても実にカッコいい。そうしたテクニックの源流にはスティーヴ・ガッドやハーヴィー・メイスンなどの影響も少なからず見受けられる。また左足のクラーベを駆使したラテン・ビートへの取り組みにも意欲的で、クラーベをキープしながらのドラム・ソロにはラテン系ドラマーも顔色を失う。4ウェイ・コーディネーションを究極まで高めたプレイは他のドラマーの追随を許さない。

ベーシック・アプローチ

16ビートにおける神保型フィルインの一例(Ex-1/0:00〜)。32分音符の使い方とアクセントの間に入る、ルーディメンツでいうところのラフのゴースト・ノートがポイント。こうしたスピード感のあるアプローチが多く見られるのが彼のプレイの特徴。

神保 彰流アプローチ

5ストローク・ロールとスティーヴ・ガッド型のラタマキューを使ったフレーズのコンビネーション(Ex-2/0:17〜)。アクセント以外のスネアをなるべく小さく保つのがポイント。左手のゴースト・ノートを叩くとき、スネアの中心よりやや左の方を叩くようにするとより小さい音で叩きやすい。実際、彼はそうして叩いているようだ。


ロールを含んだ6連のフレージングを使ったフィルの一例(Ex-40:27〜)。6連フレーズは最初と最後のシングル・ストロークにアクセントがついた形で、ルーディメンツの6ストローク・ロールの応用と言える。4小節目の32分音符の使い方もよく用いられるフレージング。素早い4連打から次のタムに移動するのがポイントだ。

Drum Set File Webにて、神保 彰のセットを公開中!!

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