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なんちゃってジャズ・ドラム #3 – アップ・テンポの4ビートをプレイしよう

ジャズは難しいと思って敬遠している人、スウィングしようとしてもロック風のシャッフルになってしまう人……そういったドラマー達にオススメしたいのが、誰もが気軽にジャズ体験ができる“敷居の超低い1冊”=『なんちゃってジャズ・ドラム』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 第3は、アップ・テンポで演奏する4ビートに挑戦!! しなやかな高速シンバル・レガートをマスターするために、“なんちゃって”から奏法のコツを掴んでいこう。

#3 アップ・テンポの4ビートをプレイしよう

ベーシック・フレーズ

難易度 ★★★

0:00〜:ベーシック・フレーズ

上の譜例は、アップ・テンポの4ビートにおけるスピーディなシンバル・レガート。このような速さでは、ハネるタイミングが3連系から8分音符に近い形に移行する。スティックのリバウンドを利用して、2拍目/4拍目から軽やかに3連打するコツをつかむことが大切だ。

POINT!

▶︎テンポによってハネるタイミングが変化!
▶︎リバウンドを生かしてスピードを身につけよう!

ウェザー・リポートで抜擢されたことでも有名なLAの重鎮ジャズ/フュージョン・ドラマー、ピーター・アースキンによるVFJamsでの演奏。
しなやかな高速シンバル・レガートからセッションが始まる。

うまそうに演奏するためのヒント!

★ リバウンドを利用してシンバルを連打する

レガートのハネるタイミングはテンポによって変化していく。#2 4ビートで“歌うように”シンバル・レガートで紹介したベーシック・フレーズは、3連符の2つ目を休符にした形だったが、テンポが速くなるにしたがって、徐々にハネない8分音符に音形が移行する。


徐々にハネなくなる

叩き方は2拍目/4拍目から3連打する感覚がポイント。1打目は腕全体や手首の動きを使って叩き、2打目はそのリバウンドを利用して叩く。そして3打目は指や手首のスナップを使って拾い上げるようにすると良い。

自宅トレーニング用フレーズ

スムーズに高速レガートを叩くための練習

0:11〜:自宅トレーニング用フレーズ

高速レガートを習得するために、上のフレーズをゆっくりしたテンポから練習しよう。上述した通り、各拍の3連打をスムーズに! 1打目はやや高い位置から腕全体を落とすようにし、3打目は音量が落ちないように指や手首でフォローするのがポイント。

なんちゃってジャズ・ドラム – BACK NUMBER

#1 超カンタン! 4分音符でシンバル・レガート

#2 4ビートで“歌うように”シンバル・レガート