NOTES
フレーズがワン・パターンになってしまう、プロ・ドラマーが叩くようなカッコいいテクニックを身につけたい、とにかくもっとうまくなりたい……そういったドラマーにオススメしたいのが、凄腕ドラマー25人のマル秘テクニックが学べる教則本=『最強のドラム練習帳〜名手25人の究極技〜』。今回は、ジェフ・ベック、ミック・ジャガーらとの共演をはじめ、近年は上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトの一員として注目を集めるなど、幅広いフィールドで活躍するドラマー、サイモン・フィリップスのプレイを伝授!! 両手利きのテクニカルなドラミングが特徴的な彼の演奏から、ここでは左半身を強化するアプローチ法を紹介!
ベーシック・アプローチ
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ベーシック・アプローチのEx-1(0:00〜)は、左手でハイハットを叩く形で、一見難しそうに見えるが、手順としては右手から始まる音符のアタマだけを抜いた形なので、意外と慣れやすいパターンだろう。左手でハイハットを叩く感覚に慣れるためのパターンとしては有効だ。バス・ ドラムと左手がずれないように注意しよう。
サイモン・フィリップス流アプローチ
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スネアとタムを右手で叩く形の8ビート・パターン(Ex-2/0:10〜)で、左手のハイハットはダウン&アップをキープできるようにしよう。 右手がタムを叩くとき、左手がつられて強くならないようにするのがポイント。左手リードだとこのように右手が自由に移動できる。
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これもタムを絡めたパターンの一例(Ex-3/0:21〜)。サイモン・フィリップスのプレイは一聴して左手リードとは思えないが、こうしたプレイが出てくると左手でハイハットを叩いていることがわかる。普通に叩くと左手がフロア・タムに移動するのはかな り大変だ。
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これも手が交差した通常の叩き方では苦しいパターンの一例(Ex-4/0:31〜)。左手はハイハットを8分でキープしているので、右手が フロア・タムやハイハットの味つけを叩きやすい形となる。右手でハイハットを叩く形だと左手がフロア・タムから素早く 移動しなければならないので、かなり叩きにくいのがわかると思う。
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Vol.01 ジョン・ボーナムに学ぶ8ビートの発展パターン&フィル
Vol.02 ジェフ・ポーカロに学ぶハイハットによるリズム構築
Vol.03 コージー・パウエルに学ぶ重量級ツーバス・ドラミング
Vol.04 チャド・スミスに学ぶロックとファンク・ビートの融合
Vol.05 マイク・ポートノイに学ぶ発展型ツーバス・テクニック
Vol.06 デヴィッド・ガリバルディに学ぶ複合パターン作り
Vol.07 ヴィニー・カリウタに学ぶ奇数割り変則フレージング
Vol.08 バーナード・パーディに学ぶ躍動のファンク・ビート
Vol.09 神保 彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ
Vol.09 神保彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ – 2
Vol.09 神保彰に学ぶハイテク・フィルと左足クラーベ – 3
Vol.10 スティーヴ・ジョーダンに学ぶR&Bスタイルのグルーヴ