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    岩瀬立飛がドラム・セットで叩く“世界のリズム” #15 – ジャズ系のリズム②

    世界中のリズムを研究する名手=岩瀬立飛が、各国のリズムをモチーフとしたパターンをドラム・セットで演奏&解説した、ドラマガ2011年10月号の特集“世界のリズム”。ドラマガ Webではその一部を、演奏音源つきで地域ごとに紹介! 前回に引き続き、「ジャズ系のリズム」を紹介します! 名ドラマー達のフレーズにつながっていく様子を聴いていこう。

    #15 ジャズ系のリズム②

    ジャズ系のリズム その3 1940’s シャッフル/ブギウギ

    ジョー・ジョーンズやソニー・ペインが叩いていたものです。2&4拍でのアクセントはあまりなく、ただ刻み続けるのが主流。ハネ具合いは結構なもので、3連から付点8分ぐらいが通常。その後のバップなどのジャズは逆にハネなくなります。前のめりに注意。

    ▲Ex-1/0:00〜

    ジャズ系のリズム その4 名ジャズ・ドラマー達のシグネチャー・パターン

    Ex-2はエルヴィン・ジョーンズ風で、ラテン・ビートなのにハネています。フィルが3連系で入るのも含め、スウィング・フィール(4ビート)と同じ感覚なのでしょう。他の録音でボサノヴァもやっていましたが、それもハネていました。Ex-3はジャック・ディジョネット風で気持ちハネているか?ぐらいの加減。しかもレガートやスネアはかなりレイドバックしていて、普通にハネているような錯覚も覚えます。なぜかは研究してくださいね。録音はECM的イーヴン・パターンにしてみました。最後はジェフ・バラード風(Ex-4)。細かい2つ打ち系のロールで音をつないでいます。レガートも細かい刻みを随所に入れます。ジャズでありながら、インドや中東の音楽の要素も入ってくる感じです。ジャズ・ドラムの新しい流れの1つ。

    ▲Ex-2/0:00〜
    ▲Ex-3/0:00〜
    ▲Ex-4/0:00〜

    Ex-2〜4までまとめて聴いてみよう!

    名ジャズ・ドラマー達のシグネチャー・パターン をドラム・セットで聴くとこうなる!

    岩瀬立飛がドラム・セットで叩く“世界のリズム” – BACK NUMBER

    #1:キューバ系のリズム①

    #2:キューバ系のリズム②
    #3:キューバ系のリズム③
    #4:キューバ系のリズム④
    #5:カリプソ系のリズム
    #6:ブラジル系のリズム①
    #7:ブラジル系のリズム②
    #8:ブラジル系のリズム③
    #9:レゲエ系のリズム①
    #10:レゲエ系のリズム②
    #11:その他の中南米系のリズム①
    #12:その他の中南米系のリズム②
    #13:ニューオーリンズ系のリズム
    #14:ジャズ系のリズム①

    ◎Profile
    岩瀬立飛(Tappi Iwase):愛知県出身。14歳でドラムを始め、日野元彦、坂田 稔に師事。高校では吹奏楽部でパーカッションを担当。その後、1988年に渡米。ピーター・アースキンやデヴィッド・ガリバルディに教えを受けながら、現地でライヴ、レコーディング活動を展開。帰国後、現在に至るまで自身のバンドである。Nervioや宴での活動の他、エリック宮城バンドをはじめ、さまざまなセッションで活躍中。

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