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Interview – 真太郎[UVERworld]前編

  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Takashi Hoshino

ボトムがしっかり
“ドッ!”と出ている感じの音が理想

●真太郎さんにとって、ルーツと言えるドラマーは?

真太郎 僕の時代は鉄板ですけど、Hi-STANDARDの恒さん(恒岡 章)ですね。当時のインディーズ文化で活躍していたミュージシャンには“(メジャー・デビューしている)プロには負けへん。俺は腕1本でのし上がる!”っていう闘志みたいなものが溢れていて、それがすごく良いなと思ったんです。

憧れのミュージシャンって言ったらイメージとしては雲の上みたいな遠い存在なのに、インディーズ・シーンでやっている人達は、近場のライヴ・ハウスにも来てくれるし、ライヴ後に話しかけたら喋ってくれるし、どこか身近に感じられるんですよ。そうすると、“自分もできるかも”とか思えるじゃないですか。それで、当時は家の練習パッドで、ハイスタのアルバムを2周くらい叩き続けていました。“ズッタンタカタンズッタンタカタン”っていうのを8時間とか……いや、どんだけ楽しいねん、みたいな(笑)。

ご本人には2回くらい会っていて、15年前のデビュー前には挨拶させてもらったんですけど、もし今会えるとしたら、話したいことはたくさんありますね。

恒さんとMASUO[BACK DROP BOMB]さんもそうですけど、2人のドラムには、当時から他の人とは違う魅力があるなと思っていて。ドラム・セットを鳴らし切って、ビートをちゃんと作るみたいな……フレーズとかにしても、明確な何かを感じられたんですよね。

●ちなみに、本誌のアンケートでもご回答をいただきましたけど、現在注目している若手ドラマーは誰ですか?

真太郎 初めて観たときに衝撃を受けたのは、Katsuma[coldrain]ですね。僕は、MASUOさんに「真太郎のドラムって、テクニカルっていうより、ビートに雰囲気が出ていて、おじさんに好かれる感じのドラムなんだよね」って言われたことがあって、実際に他の人から同じように褒めてもらうことが多かったんですけど、Katsumaのビートを見たときにその意味がわかったんですよ。“ビート、めちゃくちゃ良いやん!”みたいな。本人にも言ったんですけど、キレの良さと、リズムを聴いてるだけで、ここまで“良いな”と思わせられたのは初めてだったんですよ。多分、Katsumaもおじさんにモテてるんじゃないかと思います(笑)。

●(笑)。真太郎さんにとって、理想のサウンドみたいなものはありますか?

真太郎 “これ!”っていうのはありますね。キックがデカくて、スネアはバシッときて、シンバルはうるさくないっていう。ボトムがしっかり“ドッ!”と出ている感じが理想で。

●イメージとしては、逆三角形じゃなくて三角形みたいな。

真太郎 そうですね。あと、四角形……いろいろなことをするんだけど、シンバルはうるさすぎず煌びやかなドラムを叩くような人に憧れた時期もあります。UVERworldで求められるところでは、“逆三角形をやってくれ”とか、時には“星型をやってくれ”とか、“何、その形?”みたいなこともあるわけで(笑)、いろいろなサウンドとかスタイルに対応していく中で楽曲のバリエーションも広がってきたと思いますけど、自分の中でそこだけは大事にしているっていうものはありますね。