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【Set Up】朝倉真司 ② (Shinji Asakura)

朝倉が参加したあいみょんの全国ツアー「AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”」より、7月23日 ぴあアリーナMM公演の模様をレポートした記事はこちら

  • Photo:Tetsuro Sato

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カラフルなサウンドでステージに彩りを加えるパーカッション・セット

さまざまな打楽器はもちろん、エフェクターやオモチャなども駆使してカラフルなサウンドを奏で、ステージに彩りを加える朝倉のパーカッション・セット。コンガ、ボンゴ、ジャンベなどの皮モノを中心に、左手側にカホン、ウィンド・チャイム、タンバリン、右手側にシェイカーやジャム・ブロック、さらにメタル・パーカッション類など小物系パーカッションなどが、朝倉を囲むようにズラリと並ぶ。高くそびえる3枚のシンバルは左手側からAGEANジャズ・シリーズ・チャイナ、パイステ・シグネチャー・フル・クラッシュ、AGEANジャズ・シリーズ・クラッシュと並び、サイズは18”で統一。その他にジルジャンのスパイラル・シンバルやファクトリー・メタル・パーカッションのスタック・シンバルなど、飛び道具的なシンバルもセット。

リズムの核となるコンガはLPのファイバー・シェルで、明るく明確な音色が特徴。そのコンガと組み合わせて使うことも多いボンゴは、LP製のマタドール ・ボンゴ。ジャンベはレモのパウロ・マッティーニ・モデルで、こちらもシェルはファイバー(アコースティコン)。今回はホール/アリーナ会場を巡るツアーということで、皮モノは音ヌケを意識してセレクトしていると思われる。

カホンはシュラグベルク製でスタンドに角度をつけてセット。ウィンド・チャイムの下側には鍵を吊るした“キー・チャイム”も配置されている。パーカッション台には、タンバリンやビブラスラップに加えて、乗車ベルや押すと動物の“泣き声”がするオモチャが並ぶ。これらもすべて活用するのが朝倉流パーカッション術! 足元にもチャイムやフィンガー・シンバルなど、足を使って鳴らすアイテムがセットされている。

トライアングル、タンバリン、カウベル、ブロックなどなど、小物系パーカッションがひしめく右サイド。その中でも目を引くのは巨大なタライに入ったジャンク系のアイテム。過去のインタビューでも“パーカッションでは変なモノを使う”と語っていたが、その言葉を体現。右端にセットされた独特なフォルムのメタル・パーカッションは、ピートエンゲル・ハードのレンズ・ドラム&ベル。隣にはマイネルのターボ・クラッシャーやLPのジャム・ブロックなどが並ぶ。ジャンベの上にセットされたトライアングルはハンドメイドの北山トライアングル。

電子パッドに置かれたヤギの人形はあいみょんから渡されたもので、このパーカッション・セットのマスコット的なアイテム。その他にラディック製のタンバリンやクラシック用の併せシンバルなど本格派の打楽器から、効果音の出るおもちゃのソードや自転車のベルなどのジャンク系まで、書ききれないほど、所狭しと並んでいた。