26. 「アメリカン・バンド」 Drums:ドン・ブリューワー

アメリカン・ロックにおける、ドラム・イントロのクラシックとも言えるフレーズ。ストレートなロック曲のイントロとしてはあまりにも奇抜で、かつテクニカルだ。しかしながら、この“ワクワク感”が、結果的に曲を印象づける名演の1つとなったわけである。

27. 「レッド・ブーツ」 Drums:ナラダ・マイケル・ウォルデン

4分で大きくノリながら生み出す、スネアとバス・ドラムの“スリップ感”が、ロック・インストのカッコ良さに結びついている。ベック・バンドの歴代ドラマーも、このスタイルに敬意を持って引き継いでおり、アタマが欠けているのも絶妙な緊迫感を出している。

28. 「SADISTIC DESIRE」 Drums:YOSHIKI

YOSHIKIのツーバスを駆使した高速プレイが痛快なドラム・イントロ。冒頭で繰り出すツーバスの定番とも言える“タタドド”の連打は、曲中でも随所に盛り込まれ、最後のシンコペーションにつながる3拍フレーズも曲のポイントとなる。つまりはどちらも曲のプレイと関連性の高いフレージングと言えるわけだが、秀逸なのはそれをジョイントするスネアのフレーズ。これによって一体化した1つのフレーズに見事に昇華させている。

29. 「誘惑」 Drums:TOSHI NAGAI

数々のヒット曲を持つGLAYの名曲ピックアップ・フィル。表現としては非常にシンプルで、徐々にオープン・リム・ショットを強めてクレッシェンドするプレイは、“潔い”ヘヴィネスをアピールするもの。テーマは速い8ビートだが、これはイントロの“重い”ハーフ・タイムのグルーヴにつながることを前提としたアプローチで、このテンポ通りの速い8ビートにつながるとしたら、また違ったアプローチになっていただろう。

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30. 「ルージュの伝言」 Drums:林 立夫

荒井由実時代の代表曲でのリズム型イントロ。明らかにオールディーズやサーフ・ロック的な雰囲気をねらったもので、フロア・タムでの刻みが功を奏している。曲の方向性とイントロがぴったりフィットしたプレイの好例と言えるだろう。