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スティーヴ・ガッドの“ドラム哲学”|81歳の誕生日に読む”神様”のアーカイブ・インタビュー集
- Photo:Taichi Nishimaki
本日4月9日は“ドラムの神様“と呼ばれる最高峰のドラマー、スティーヴ・ガッドの誕生日。81歳になった現在も第一線で活躍し、世界中のミュージシャンに影響を与え続けている。本記事ではドラム・マガジンが40年以上に渡って蓄積してきた膨大なアーカイヴの中から、対談記事にフォーカス。発言を抜粋しながら、スティーヴのドラムに対する考え方をあらためて振り返る。音楽への向き合い方、グルーヴの捉え方、そしてキャリアを通して変わらない姿勢ーー。言葉の中に表れるスティーヴの“ドラム哲学“を辿っていこう。
■必読:80歳記念80ページの超大特集
変わらないのは音楽に
自分の演奏を支配させるということ
肝心なのは音楽だからね
●長いキャリアの中、あなたはドラム・シーンに多くの影響を与えてきましたが、あなたはご自身の“レガシー”についてどのように考えていますか?
ガッド:自分のレガシーのことは考えてはいないよ。私はただ、自分にできることをできる限り提供したいと思っているだけだからね。”本物は時の試練に耐える“と言うけど、私はドラム・シーンや音楽に対してできる義理のものを提供してきたつもりだけど、若い人達が受けた影響の何かが私からのものだとすれば、それは素晴らしいことだし、そう感じてもらえることはうれしいね。
【スティーヴ・ガッドのすべてに迫る超大特集】
【Note】スティーヴ・ガッドの80歳を記念して、80ページの特大ボリュームでお届けした2026年1月号の総力特集。8年ぶりに実現した対面インタビューでは意外と知られていないドラマーを職業に選んだ理由や、現在取り組んでいるという”ディスプレイスメント“のコンセプト、さらに2025年に最愛の息子を亡くし、それを受け入れることへの苦悩など、”ドラムの神様“と呼ばれるスティーヴの人間的な側面が垣間見える内容となっている。
◉記事はこちら→https://backnumber.drumsmagazine.jp/#/content/478
■ガッドが語らう|トークセッション”5選”

自分のやっていることが大好きという
気持ちは大事だし、一緒に仕事をする人達を
尊敬することも同じように大切
カースケ:今回、僕があなたに聞きたかったのは、72歳の今まで常に第一線で活動されてきた、その要因というか、モチベーションについてなんです。何があなたの原動力になっているのでしょうか
スティーヴ:要因は……運だね(笑)。(中略)幸いなことに僕はいろんな音楽をたくさん演奏する機会に恵まれているし、一緒に演奏しているミュージシャンは自分が大好きで尊敬している人達で、彼らが僕から音楽を引き出してくれるんだ。
【日米No.1セッション・ドラマーの“饗宴“】
【Note】日米を代表するファースト・コール、スティーヴと河村”カースケ”智康による夢の対談が実現した2017年9月号の記事。カースケが長年敬愛するスティーヴに名盤の裏側を掘り下げる他、互いの共通点である「低すぎるイスの高さ」に驚き合う一幕など、トップ同士だからこそ通じ合える空気感が誌面からも伝わってくるはず。70歳を超えて進化し続けるモチベーションの源泉にも迫るなど、音楽を愛するすべての人に贈る、珠玉の対談。
◉記事はこちら→https://backnumber.drumsmagazine.jp/#/content/208

【ドラム・マガジン創刊30周年プレミアム対談】
【Note】創刊30周年を記念して行われた2013年2月号掲載のスティーヴと神保 彰によるプレミアム対談。こちらの内容は一部Webで公開中です↓

火の中にいるように燃えているときに
正確にヒットしてなくても大した問題じゃない
SJ:今はパンチインしたり、差し替えたりするから、ミスを直すのは簡単だけど、それは別の話だ。ミュージシャンは“演奏”しなければならないんだ。でも今はすぐ演奏を止めて“直して“しまう。直すことが重要じゃないんだよ。演奏することが重要なんだよ。
SG:それは今だって同じことさ。僕自身はしっかりとグルーヴしていて90%くらいがうまくいってたら、細かいミスがなんだ、って感じだね。バッチリとハマっていればそれでいいじゃないかって思うよ。(中略)僕も昔レコーディングでミスしたときは、演奏を止めずにそのミスをわざと8小節とかリピートさせてたよ。すると何かを続けることによって何かが起こるんだよ。
【細かいミスよりもグルーヴが大切……
名言満載の“Wスティーヴ“対談】
【Note】ドラム界の二大巨頭、スティーヴ・ガッドとスティーヴ・ジョーダン。共に時代を創り、数々の名演を残してきた2人が、その深い絆とドラムの本質を語り尽くした2003年2月号のお宝対談! 若き日のジョーダンがガッドの代役を務めたエピソードや、70年代ニューヨークの熱狂的な音楽シーンの追憶、さらには「テクノロジーと生演奏の共存」という普遍的なテーマまで、内容は極めて濃密。誌面から溢れ出すレジェンドたちの金言は、全ドラマーのバイブルとなるはず。音楽の歴史を動かしてきた2人の「呼吸」を感じられる全編をぜひ!
◉記事はこちら→https://backnumber.drumsmagazine.jp/#/content/341

僕はいつも、必要最小限のドラム・キットを
最大限に活用して、いろいろな
サウンドを出すことに興味を持っていた
AJ:それにしても、70年代半ばからずっと同じ組み合わせ(のドラム)だよね。違うのを使ってみようとは思わなかったのかい?
SG:ヤマハがいろいろとやってくれたからね。今話したサイズの組み合わせ(20″BD、10″TT、12″TT、13″FT、14″FT)で、彼らはレコーディング・シリーズを作ったんだ。とにかく、このキットで出せるサウンドに満足していたから、わざわざ違うのを使う気にはならなかったよ。
【世界を魅了した至極のリズム・セクション対談】
【Note】世界最高峰のリズム体と誉高いスティーヴとアンソニー・ジャクソン。ミシェル・ペトルチアーニで来日した際に実現した、1998年2月号掲載のリズム・セクション対談。初対面の記憶から、名盤『妖精』のレコーディング秘話までを回想 。さスティーヴ独自のセット・アップの原点に関するエピソードや、必要最小限の機材で最大の効果を生むための「耳」の重要性についても深く語り合った、ドラマー&ベーシスト必見の記録。
◉記事はこちら→https://backnumber.drumsmagazine.jp/#/content/254

他人の邪魔をせず、適切な場所で
音楽的なプレイをした方がいい
SG:初めてNYに行ったときは、来た仕事を何でも受けてたよ。リハーサル・バンドやクラブの仕事もしたし。人とのつながりを作るためならギャラなしでも働いた。
RM:初めて見たときからスティーヴは素晴らしかった。トップ・ドラマーの誰とも違うものを持っていたんだ。だから会う人ごとに、彼に注目するように言ったものだよ。
【数多の名曲を支えた打楽器コンビの絆】
【Note】スティーヴと熟練パーカッショニストのラルフ・マクドナルド……「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」を筆頭に数々の名演を生み出してきた2人の対談が1996年12月号に掲載。深い信頼関係の中で、2人が辿り着いたのは「音楽が求める音だけをプレイする」という究極のシンプルさ。技術を超え、いかに少ない音に意味を込めるか。レジェンドたちが説く「プロの仕事論」は読み応え満載。
◉記事はこちら→https://backnumber.drumsmagazine.jp/#/content/187
無料で読めるスティーヴ・ガッドの
アーカイヴ・インタビュー
【併せて読むべき】スティーヴに仕事を紹介
ソロ・デビュー時の山下達郎を支えた
70年代の売れっ子セッション・ドラマーとは?
40年以上に渡って掲載してきた
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