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6月23日は玉田豊夢の誕生日。幅広いスタイルの音楽に対応する確かなテクニックとロック・スピリッツを併せ持ち、レコーディング/ライヴに参加したアーティストは膨大な数にのぼる。共演する宮本浩次が“日本代表”と評する、まさに日本が誇るセッション・ドラマーの1人だ。ドラム・マガジンにも幾度となく登場いただき、インタビューでは常に言葉を尽くして自身の演奏や音楽観を熱く語ってくれている。ここでは、それらの中から印象的な記事をピックアップ。多彩な共演歴を持つ彼らしく、対談企画が多いのも興味深い。全文はサブスク読み放題サービス(月額990円/こちら)で読むことができるので、ぜひチェックしてほしい。
①小学生時代からのドラム愛を明かす

やっぱり強く思って信じて
やり続けることが大切だと思います
●その幅広いドラム・スタイルはどのように身につけたのですか?
玉田:それはCDを聴いたり、ライヴを観たりしたものがすべてですね。音楽には、それぞれの匂いや雰囲気があるじゃないですか? 自分はとにかく音楽が好きなので、そういった匂いも自分で出したいんです。「好きこそものの上手なれ」っていう僕の大好きな言葉あるんですけど、やっぱり強く思って信じてやり続けることが大切だと思います。僕自身も中学2年のときに、プロ・ドラマーになるんだって信じ続けて、導かれるように、今ここにいるわけなので。
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【Note】本誌で初めてのインタビューは、中村一義率いる100s(百式)と小谷美紗子トリオのアルバム・リリースに合わせたもの。それ以外にも幅広い活動を展開しており、満を持しての誌面登場となった。ドラムを始めたきっかけについての話題では、小学生の頃に段ボールでドラムを自作したというエピソードを披露。当時から炸裂していた筋金入りのドラム愛が、その後どのように結実していったかを伝えてくれる記事だ。
②中村一義による的を得た玉田評は必読

自信を持って自分の音を出さないとダメ
自分の音に自信を持てない人には
誰もついてきませんよね
●歌と一体になるためにどんなことを考えているんですか? また実際にやっていることなどはありますか?
玉田:最近思うのは、自信を持って自分の音を出さないとダメってことですね。自分の音に自信を持てない人には誰もついてきませんよね。ライヴではカウントもすごく大切だと思います。カウントは僕の日常生活中で唯一声を張り上げるところなんで(笑)。あとは、自分のノリも自信を持って提示して、そのノリが太ければ太いほど、歌い手もノってきやすいと思うし、ノってくれれば一緒に転がっていけますから。でもそうなるまでがけっこう難しくて、実は演奏面じゃないところでの影響も大きいんです。
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【Note】すでに貫禄すら感じさせる写真で幕を開ける全8ページは、100sのアルバム『世界のフラワーロード』について語るインタビューを中心に、フレーズ分析や愛器紹介などで構成。中村一義による玉田評では、“まるで○○・○○○○○と○○○・○○○○が同居したようなドラミングを持つ人間は世界で玉田豊夢ただ1人だと思います”という、実に的を得た一言も。○○○に入るドラマーの名前はぜひ実際の記事で確認してほしい。
③同世代の2人による、深く濃い対談
良いイメージを持っていることで
自然とチャンスがやって来ることが多い
●今の時代にドラマーに求められるもので、特に大切にしていることはありますか?
玉田:僕もひたすらイメージで、でもそれが一番大事だってずっと思ってますね。演奏もそうだし、良いイメージを持って生活するのもすごく大事だと思うんです。ドラムを始めてから今に至るまでずっとそうなんですけど、良いイメージを持っていることで、自然とチャンスがやって来たりすることって多いんですよ。中2の頃から“ドラムしかない”と思って、ひたすらやってきましたけど、その間、“やっていればどうにかなるだろう”って常に良いイメージしかしてこなかったというか。そう思いながらやっているうちに、いろいろなチャンスが巡ってきて、そこでたまたま良い結果が出せたから、今につながっているんじゃないかって。
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【Note】“激動を生きるドラマーたち”と題した特集の中で、柏倉隆史との対談が実現。お互いの関係性やドラマーとしてのルーツ、それぞれの演奏スタイルがどう築かれていったかを語り合う特濃の全16ページとなっている。使用楽器の紹介コーナーでは、それぞれが相手のセットを叩いてみる企画も必見。この2人で表紙も飾っており、バディ・リッチとマックス・ローチの共演名盤ジャケットをオマージュした写真は話題を呼んだ。
④全方位から玉田の魅力に迫った単独表紙号
先輩方とも違う、また若い世代にも出せない
自分達の世代ならではのビート感や
音の感じがあるんじゃないかって
●先輩のミュージシャン達が築いてきた音像というものがあると思うんですけど、それとは違う、自分達の音像を作っていこうとする意識はありますか?
玉田:それはすごくありますね。大尊敬する先輩方の出す音には、もちろんいつも痺れるし、大好きだけど、僕らがやらなきゃいけないことは、先輩達が創ってきた音に、新たなテイストや色合いを加えて、自分達の世代にしか出せない音を創っていくことなんだろうなって。そういう意識は確かに最近になって芽生えてきましたね。前は先輩方の音に憧れて、それを目指してやってきたところがあったんですけど、考え方が変わってきました。先輩方とも違う、また若い世代にも出せないような、自分達の世代ならではのビート感や音の感じがあるんじゃないかって。
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【Note】初の単独表紙を飾ったこの号では、ロング・インタビュー、フレーズ分析、最新機材紹介に加え、27組の共演者コメント、斉藤和義とのスペシャル対談など、全21ページの大特集を展開。表紙写真は再びドラム名盤シリーズで、バーナード・パーディー『Soul Drums』をオマージュ。さらに、自身のシグネチャー・スネアを使ったデモ演奏と、山口寛雄(b)とのセッションを付録CDに収録していた(バックナンバーは完売)。
⑤畳と襖の和空間で行った“レキシ的”対談
新しい曲を聴くたびに“この人天才だな”って
そういう思わせてくれるのがすごい
●今回のアルバムもそうなんですが、レキシは音楽的なレベルの高さと泣ける部分のバランスが本当に絶妙ですよね。
蹴鞠Chang:そうなんですよね、池ちゃんはそこのバランスが本当に絶妙で。つき合いも長くて、もう家族みたいなもんなんですけど、新しい曲を聴くたびに“この人天才だな”って。そう思わせてくれるのがすごいですよね。今回のプリプロのときも、“もうアイディアないけど、どうしよ!?”とか言いながら、あんなにすごい曲を書いてくるんですから。
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【Note】100sのバンド・メイトでもあった池田貴史(key)のソロ・プロジェクト=レキシの『Vキシ』リリースに合わせた対談企画で、表紙もこの2人(レキシ・ネームは蹴鞠Chang)。音楽以外のセンスも共有する2人だからこその、楽しく豊かなレコーディングの様子が手に取るように伝わってくる。畳と襖の和空間(東京国立博物館/応挙館)でカノウプスの最新キットと撮影した写真の数々はここでしか見られない。幅広さを増すドラマーとしての活動に迫った単独インタビューも掲載。
⑥全ドラム・セットとスネアをたっぷり紹介
“気持ち”がのめり込みやすいように
セッティング自体が変わります
●まずセッティングの決まりごとはありますか? 例えばセットする順番は?
玉田:まずキック(バス・ドラム)の位置を決めて、あとはだいたい適当に置いていって後から調整します。自分の中で、ここに置いたらこの距離っていうのがわかっているので、適当に置いても、ほぼ自分のセッティングになってますね。(中略)……さらにアメリカン・ロックみたいなイメージの曲だと、デイヴ・グロールみたいにハイハットを高くした方が、スネアを叩く左手も振り上げやすいし、細かく刻まない、ザクザクした音を出すのに適してますよね。そういう、“気持ち”がのめり込みやすいようにセッティング自体が変わります。
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【Note】インタビューだけでなく、企画ものの記事にも数多く登場してもらっている玉田。その中でも最大級の記事が、2号連続特集“the DRUM SETTING!”。その前編で玉田をフィーチャーし、当時所有していた10組のドラム・セットと31台のスネアをすべて紹介しつつ、セッティングについての考え方と実際のノウハウを聞くという内容で、総ページ数は30ページに及んだ。彼のファンはもちろんのこと、楽器好きなら必読!
⑦緊張と信頼が入り混じる創作の一端
ドラムは“ドン!パン!チン!ジャン!”みたいな
言ったらうるさい楽器じゃないですか
だからより歌や他の楽器と溶け込もうとするんです
●豊夢さんが大事にしているのは、やっぱり歌ですか?
玉田:そうですね。歌を聴きに来ているわけだし……歌のために、歌や音楽の世界観がより良くなるために、わざわざ“ドカスカ”っていう楽器を叩いてるから。ドラムって、目的にはやっぱりどの楽器よりも“工事現場”になりやすい……なりがちな楽器っていうところで、コンプレックスじゃないけど、チャ~ン🎵とか、ポロ~ン🎵とはできないもどかしさというか……。“ドン!パン!チン!ジャン!”みたいな、言ったらうるさい楽器じゃないですか。だから自分は、より歌や他の楽器と溶け込もうとするんですよね。
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【Note】小谷美紗子『yeh』のリリース・タイミングで行われたツアー初日のライヴを取材し、後日2人の対談インタビューを実施。小谷の体調不良により途中で終了したものの素晴らしい内容となったライヴをオータコージがレポートし、対談の聞き手と『yeh』のフレーズ分析を吉澤 響が務めた。ミュージシャン同士の会話から生まれる独特の空気感は、緊張と信頼が入り混じる創作の一端を垣間見せてくれるようだ。









