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時代が求めるスネア・サウンドの“新スタンダード”を叩き比べ! “Heavy” Metal Snare Drums feat. 比田井 修&山本拓矢

  • Performance:Osamu Hidai Review:Takuya Yamamoto[bohemianvoodoo]
  • Photo:Hiroki Obara

GRETSCH
USA Bell Brass

 3mm厚ベルブラス(8.59kg)

-Hidai’s Demonstration-

@drumsmagazinejp 発売中のリズム&ドラム・マガジン2024年4月号掲載『”Heavy” Metal Snare』に登場したスネアののサウンド・ファイルを公開! GRETSCH USA Bell Brass 14″×6.5″ 3mm Bell Brass 演奏は緑黄色社会をはじめ数々のサポートを務め、現場でもヘヴィならスネアを愛用する比田井修! この動画は音声も含めiPhoneを使用して収録しています。 #drums #snare #demonstration ♬ オリジナル楽曲 – リズム&ドラム・マガジン

昨年ローリング・ストーンズのツアーに帯同したスティーヴ・ジョーダンも使用していたグレッチのベルブラス・スネア(G4169BBR)。メタルらしいパワフルなアタックと、ウッドのような温かさが共存。伝統のライトニング・スロー・オフやグレッチ・チューニング・キー(G5446)を差し込んでおくことができるお馴染みのスナップ・イン・キーホルダーも装備。

-Yamamoto’s Comment-

引き締まった音色だが
派手な倍音成分と太さと温かみ
極めてエネルギッシュな印象

4mmダイキャスト・フープに20ラグ、3mmベルブラス、約8.59kgということで、トップ・クラスの質量です。引き締まった音色ですが、派手な倍音成分もあるので、極めてエネルギッシュに感じられます。

今回試した楽器の中では相対的に硬めなタッチの印象ですが、音色には太さと温かみが感じられます。反応は鋭敏かつ繊細で、タッチや打点に応じて素直に鳴るので、シビアではありますが、ある意味で安定しています。

ベルブラスの定義は曖昧で、組成が不明なものがほとんどです。傾向として、ウッドに通じる温かみと、剛性に由来するパワーがありますが、これは厚みや、製法による結晶の状態、フィニッシュの影響も大きいように感じます。このモデルは、市場全体で見た場合、ブラス3mm系に近い傾向も感じられますが、以前ラインナップされていたG4164SB(Spun Brass)とはやはり別物です。

比田井修のコメントは発売中の本誌でチェック!

  • Edge

GEAR SPEC

GRETSCH USA Bell Brass
¥247,500

【サイズ】14″×6.5″
【フープ】ダイキャスト・フープ(4mm厚/10テンション)
【ヘッド】トップ:グレッチ/レモ・パーマトーン・コーテッド(w/ホワイト・ドット)、ボトム:グレッチ/レモ・パーマトーン・スネアサイド
【スナッピー】42本線

お問い合わせ:キョーリツコーポレーション(http://kyoritsu-group.com/support