Yamaha
FP720

1970年代に誕生した、ベルト・ドライヴ仕様のヤマハ“700番台”ペダル。以降マイナー・チェンジを繰り返し、80年代に発表となった、1つの完成形とも言えるFP720は、シンプルな機構と軽やかなアクション、安心のフット・ボードで、実に多くのドラマー達の支持を集めてきた。90年代後半に惜しまれつつも生産終了となった同製品だったが、その後も根強い人気を誇り、長い時を経て、2015年に満を持して復刻。当時のモデルを可能な限り忠実に再現しているという。

アンダー・プレートなし仕様が
もたらす伸びやかなサウンドが秀逸

佐野：僕が若い頃からずっと踏んできたフット・ペダルで、今回本当に久しぶりに踏みました（笑）。すごく好きな音色で感慨深いものがあると共に、自分の奏法で当時いろいろ悩んでいたことを思い出します（笑）。アンダー・プレートなし仕様がもたらす伸びやかなサウンドが秀逸で、僕はこのペダルに育ててもらいました。昔の720とほぼ同じで、安定の安心感、個人的にはここからハイテク・ペダルが始まったという印象もありますね。今使っても、何の遜色もない名器だと僕は思います。

Specification
●カム：真円
●ドライヴ：ベルト
●アンダー・プレート：なし
●調整箇所：ビーター・アングル／フット・ボード・アングル（連動／ 3段階）、スプリング・テンション
●ビーター：フェルト

問い合わせ：ヤマハお客様コミュニケーションセンターギター・ドラムご相談窓口（☎ 0570-056-808）