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【Set Up】ヤガミ・トール|Birthday Liveで使用したワンバス仕様のビスタライト
- Photo:Akito Takegawa
DRUM KIT
BUCK∞TICKとはひと味違うBirthday Live仕様のワンバス・キット
毎年恒例となったBUCK∞TICKのドラマー、ヤガミ・トールのバースデイ・ライヴ“IT’S A NOW! 2026”が、64歳の誕生日当日となる8月19日に東京・下北沢Shangri-Laで開催された。縁の深いミュージシャンたちを迎えて繰り広げた一夜限りの“ロックンロール・パーティー”で、ヤガミが使用したこの日ならではの機材を紹介していこう。

▲BUCK∞TICKでは長年に渡ってツーバス・セッティングを基本としているヤガミだが、自身のリーダー・バンド=“The Blue Sky”をメインに、ゲストを迎えるBirthday Liveでは、ワンバス・セッティングを使うことが多いという。ドラムはヤガミのトレードマークとも言える70年代のLudwig Vistalite(Amber)。1バス、2タム、1フロア・タムというスタンダードな構成となっている。


▲タムは70年代Ludwigのスタンドを介して、オフセットでセッティング。写真からもわかるように、タムには角度がつけられている。タム、フロア・タムのヘッドはトップ&ボトム共にラディック純正のロッカーズ・シルヴァー・ドット(ヘヴィ)。ミュートはガムテープを基本としつつ、打撃時にわずかに触れる程度に内蔵ミュートを併用し、Vistaliteならではのクリアな鳴りを引き出している。

▲シンバルはPAISTEで統一。クラッシュとチャイナはお馴染みの2002シリーズを並べる一方、ライドには22” Signature Dark Energy Mark IIをセレクト。長年愛用する2002を軸としながら、ライドには異なるキャラクターのモデルを取り入れている点にも注目したい。左手側に2枚、右手側に3枚というシンバル配置は、ツーバス・セッティングのときと同じで、ヤガミの中で確立されているのだろう。


▲ハイハットは15インチで、Signatureシリーズの厚めな“Power Hi-Hat”のボトムをトップに、薄めなGiant Beatシリーズのトップをボトムに配するこだわりの組み合わせ。独特のキレを生み出し、8ビートを支える力強い刻みの要となっている。

▲スネア・ドラムは1920年代製Ludwig & Ludwigの「Black Beauty(14"×5”)」。ライヴ/レコーディング共にメインを担う、ヤガミのトレードマークと言える楽器だ。シェルは彫刻入りのヘヴィ・ブラス。ヘッドは打面がRemoのコーテッド・アンバサダー(JP仕様)、ボトムは70年代Ludwigの赤ロゴ・スムーズホワイト・ヘッドという組み合わせ。極上のバック・ビートはここから放たれる。

▲フット・ペダルはDW9000シリーズ。フット・ボードに滑り止めとしてガムテープを貼るのがヤガミのスタイル。ビーターはVATERのウッド・ビーターで、この組み合わせも長年不動となっている。ヴィンテージのドラムを愛用する一方、足回りには現行モデルを取り入れているのも興味深い。


▲スティックはGretschのシグネチャー・モデル。その他にヤガミの名前がプリントされたLERNIのノッカー・タイプ(プロトタイプ)、Innovative Percussionのジェフ・ハミルトン・モデル、VATERの山木秀夫モデル、VIC FIRTHのAH7Aが用意されていた。
SET UP!
【Drum Kit】
LUDWIG
70’s Vistalite(Amber)
22”×14”BD、12”×8”TT、13”×9”TT、16”×16”FT
【Snare Drum】
LUDWIG & LUDWIG
20’s Black Beauty
14”×5”
【Cymbals】
PAISTE
15” Signature Power Hi-Hat/Bottom(Top)
+Giant Beat Hi-Hat/Top(Bottom)
16” 2002 Crash
18” 2002 Crash
22” Signature Dark Energy Mark II
20” 2002 China Type