4人組V-ROCKバンド＝シドで、ロックやフュージョン、ジャズ、歌謡曲、ポップスなど多彩なジャンルを昇華した楽曲を堅実なドラミングで支えるゆうや。彼の愛器は、漆黒のボディにゴールド・パーツが映えるパールのMasters Maple。1バス、2タム、2フロア・タムという構成で、エレクトロニック・パッドやTREE WORKSのBAR CHIMEなどのパーカッションを組み込んだハイブリッド・セッティング。打面ヘッドはすべてasprで、タム類はST-250Cで統一。シンバルはジルジャンのK Custom Hybridシリーズを中心にセレクトしている。近年ではセットした楽器を手軽に移動させられるラック・システムを採用しており、多点ながらも自由度の高いセッティングを実現。スネア・ドラムは自身のシグネチャー・モデルで、打面ヘッドはST-300CDを装着している。本人曰く、「このスネアは使う優先順位が高くなかった時期もあるんですけど、asprのヘッドを試したらサウンドの印象がすごく良くなったんです。それをきっかけに、今ではメインとしてずっと使うようになりました」とのこと。サイド・スネアとして設置されたRolandのSN PD-125もまた、楽曲の彩りに一役買っている。フット・ペダルはパールのダブル・チェーン仕様のELIMINATOR REDLINE（P-2052C）を使用。ビーターは標準のコントロールコア・クォード・ビーターで、プラスティック面をチョイス。この日は彼が実施しているオンライン・サロンでの配信のため、YamahaのEAD10もセットされていた。楽曲によってはRolandのエレクトロニック・パッドを入れ替えたり、奏者左側にコンガなどのパーカッション類も加えることで、さまざまなジャンルに対応したカラフルなサウンドを演出している。