11. 「JAM」 Drums:菊地英二

昔で言う“ロッカ・バラード”でのプレイ。ハイハットをカウント代わりに刻み、そのあとパターンに入らず、ドラムは抜けてしまうのがミソだ。“バラード系ならでは”とも言えるが、ピックアップしたからと言って、そのままドラムを続ける必要はないというのが再認識できる。

12. 「チェリー」 Drums:﨑山龍男

ゆったりとバウンスしたグルーヴが特徴的な曲のピックアップ・フィル。ショート・ロールで入ってくるアプローチもシャレているが、ポイントは曲のハネたグルーヴ感をしっかり提示している点。最後の8分でベースも合流し、その役目を十分果たしている。

☆ドラマガTikTokで叩いてみた!☆

@drumsmagazinejp ドラムイントロ叩いてみました!今回はスピッツの「チェリー」風フレーズ!お手軽ドラム教室#StickTok #tiktok教室 #ためになるtiktok #ドラム #基礎練 ♬ オリジナル楽曲 – リズム&ドラム・マガジン

13. 「ゲット・アップ・ルーシー」 Drums:クハラカズユキ

3拍フレーズ特有の主張が強いフレーズ感を生かしたドラム・イントロのプレイで、それを2回繰り返している点に注目したい。同時に、このフレーズは少しファンキーなグルーヴ感を喚起するようなところがあり、曲の方向性ともマッチした秀逸なアプローチだ。

14. 「今すぐKiss Me」 Drums:小柳“Cherry”昌法

BPM=180前後の8ビートでは、定番的に使えそうなリニア手法のイントロ・ピックアップ。いわゆる3拍フレーズで、シンバル類を加えないのもポイントだ。ピックアップにおける、3拍フレーズの汎用性の高さを示すフレージングと言えそうだ。

15. 「BELIEVE」 Drums:真矢

ダブル・タイムのメタル系8ビートにつながるピックアップ・フィル。パターンへのつながりの良さとフレーズ自体のインパクトとのバランスの取れた秀逸なフレージングと言えるだろう。1発目のショットに、クラッシュを絡めている点がポイントだ。