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【専門誌監修】ドラム初心者の始め方|基礎・叩き方・練習・機材まで完全ガイド
- Text:Yuichi Yamamoto (RCC Drum School)/Photo:Takashi Yashima/Illustration:eobrazy(iStock)/Model:Koharu Yamaki
ドラムを始めたいというすべての初心者に専門誌がお届けする完全ガイド。基礎知識からスティックの持ち方、叩き方の基本、練習方法まで、初心者が知りたい/知っておきたい必要な情報を網羅。ドラム初心者が最初に押さえておきたい基礎を、順を追ってわかりやすく解説します。これを読めば、迷うことなく今すぐドラム始めることができます!
ドラム初心者ガイド – Contents
【1】ドラム・セットって何?
“ドラム・セット”はとても自由な楽器です。使う楽器の組み合わせからセッティングまで“こうでなくてはいけない!”というルールは何もありません。演奏する音楽やドラマーの好みに合わせて自由に築いていいのです。ただ、“これは知っておきたい”というポイントはあります。まずは“ドラム・セット”の基本を知るところから、ドラマーの世界へと飛び込んでみましょう!
【Point:どのパーツがどんな役割を持っているのかがわかります】
【2】エレクトロニック・ドラムって何?
楽器屋さんの店頭などで写真のような“電気のドラム”を見たことがある人も多いと思います。これは“エレクトロニック・ドラム”、略して“エレドラ”とも呼ばれるもので、今や“ドラムを始めたい”と思った人が最も気になってくる存在ではないでしょうか? ここではその“エレドラ”で、“何ができるのか?”といった基本から、“機種による活用効果”まで、初心者目線からの“エレドラ”に対する疑問を解決しつつ、その魅力を紹介していきましょう。
【Point:自宅でも練習できる理由や使い方の基本がわかります】
【3】マイ・スティックを手に入れる
“さぁ、ドラムを始めよう!”と思い立ち、楽器屋さんにスティックを買いに向かったところでいきなりのピンチ! “な、何でこんなにたくさんの種類が……”、そして“どれを買えばいいんだろう?”と迷うのは、初心者ドラマーの“あるある”かも知れません。というわけで、ここでは“どういう違いがあるのか?”という基礎知識を記しつつ、スティック購入時のアドバイスをしていきましょう。
【Point:スティックの持ち方や叩き方の基本がわかります】
【4】手足でドラマー体験
ドラム未経験の人は“ドラマーって手足をバラバラに動かすのが大変そう!”という印象を抱くと思います。しかし実際にドラムを始めたときに感じる難しさは“手足をピタリと揃えること”なんですね。まずはその体験&練習をしてみましょう。
【Point:手と足を使って叩く基本的な感覚がわかります】
【5】本物のドラム・セットを体験する
さて、本物のドラム・セットはどうやったら“初叩き”ができるのでしょう? 誰にとっても手軽で自由に叩く方法は“リハスタを借りる”でしょう。ここではみなさんが本物のドラム・セットを叩く方法や、実際にドラム・セットを前にしてどうすればいいか?を考えてみます。
【Point:実際のドラム・セットの叩き方と最初の一歩がわかります】
【6】リズムを叩く楽しさを知ろう
初心者がドラムの楽しさを実感できるのは、リズム・パターンを叩けるようになったときだと思います。リハスタで本物のドラムを叩いたり、エレドラで練習できる環境を手に入れたら、ロックやポップス系の基本にもなる8ビートのリズムに挑戦してみましょう。
【Point:基本のリズム(8ビート)の叩き方と楽しさがわかります】
【7】自宅に作る練習環境
“自宅でも練習がしたい!”と思っても、本物のドラム・セット、もしくは“エレドラ”を導入するのは決して簡単なことではありません。かと言って、「何もないから何もやらない」というのはもったいないですね。ここでは、市販されているトレーニング・パッドの導入を中心に、自宅の練習の環境作りを考えてみたいと思います。
【Point:自宅で気軽に練習するための環境作りがわかります】
【8】ドラム譜の世界
楽器に楽譜はつきもの。そしてドラム・セットにも“ドラム譜”というものがあるのです……と言われると、“うわ〜、そういうの苦手!!”と逃げ出したくなる人もいるかもしれませんね。でもそこは考え方次第。ドラム譜がわかるようになると、ドラムを叩くことがもっと楽しくなるし、先々もいろいろと便利になります。
【Point:ドラム用譜面の基本と読み方のポイントがわかります】
【9】自分の楽器&道具を手に入れよう
ドラム・セット、エレクトロニック・ドラム、トレーニング・パッドなど……自分の練習環境を整えるために、ここまでいろいろなパターンを考えてきました。でも、実際にバンドや個人でリハスタを借りて練習するようになったり、あるいはライヴ・ハウスに出演するようになったときに、“自分のモノ”として揃えておきたい楽器や道具があるんですね。実際にそれらを揃えると、ドラマー気分もグッと高まってやる気も増してきます。
【Point:自分に合ったドラム機材や道具の選び方がわかります】
【10】胸に刻みたいドラマーに大切なこと
ここまでいろいろなテーマを考えてきましたが、最後は初心者ドラマーと、その手前である“ドラムを始めようか、どうしようか……”と迷っている人が悩みがちなことを考えておきたいと思います。筆者の個人的な体験や考えではありますが、参考にしてみてください。
【Point:ドラムを続けていくための考え方とヒントがわかります】
【Section1】まずは“知りたい!” ドラム・セットって何?
“ドラム・セット”はとても自由な楽器です。使う楽器の組み合わせからセッティングまで“こうでなくてはいけない!”というルールは何もありません。演奏する音楽やドラマーの好みに合わせて自由に築いていいのです。ただ、“これは知っておきたい”というポイントはあります。まずは“ドラム・セット”の基本を知るところから、ドラマーの世界へと飛び込んでみましょう!

これがドラム・セットの基本セッティング。入門者向けとして販売されているセットや、リハーサル・スタジオ(以下リハスタ)の多くは、このセッティングが基本になっています。日本ではタムが2つあることを指して“2タム(ツータム)のセット”と呼ばれることが多いですね。

上の写真は椅子に座った状態を撮影したもの。これが“ドラマーの視界”です。各楽器に記した名称は、ぜひ覚えてください。
〜知っておきたい“ドラム・セット”の基礎の基礎〜
Q.1 ドラムのセッティングにはどんな方式があるの?
A.1 上の写真からタムを1つにした“1タム(ワンタム)”のスタイルも多くのドラマーが使っています。これを日本では“3点セット”と呼ぶことも多いので覚えておくといいですね(ちなみに海外では“4piece”)。

また、見た目は基本的なセッティングでも、バス・ドラムのペダルには“ツイン・ペダル”を組み込むのも一般的になってきました。(ツイン・ペダルについては、【Section9】で紹介します)


また、やや特殊ですが、基本セットからあえてタムをなくしてしまうという方法も考えられたりと、ドラムのセッティング方式は無数に考えられます。

Q.2 シンバルの枚数に決まりはあるの?
A.2 シンバルの枚数にもルールはありません。ほしい音の種類に応じて増減したり、またルックス重視で組み合わせていくのもありです。そう、初心者の人はシンバル・メーカーのカタログやホームページを見てみると面白いですよ。普通のタイプから穴が空いたモノなど、驚くほどにいろいろな種類があり、ホームページではそれぞれの音色も聴けるので楽しいと思います。

最近はこのように穴の開いたタイプも人気が高く、音色もとても個性的。
まずはハイハット、ライド、クラッシュというベーシックなセッティングで基本奏法を覚えましょう。その上で、バンドを始めてからとか、好きなドラマーのマネをしたりで、自分の好みや目的に応じたシンバル・セッティングが生まれるといいですね。
Q.3 左利きの人はどうするの?
A.3 左利きの人には大きく分けて2つの選択肢があります。1つは“ドラムとはこういうものだ”と割り切り、一般的な右利きセッティングや奏法手順で覚えていくこと。プロ・ドラマーにも“実は左利き”という人はかなりいますが、利き腕を意識せず(感じさせず)に演奏していますね。
もう1つの選択は“叩きやすいように工夫する”ということ。普通のセットをメインに使いつつ、手順やセッティングに独自の工夫をしているドラマーもいます。ちなみに、セットそのものを鏡に写したように反転させるセッティング方式もありますが、いろいろな場面での苦労が増えてしまうので、今から始める人には個人的にオススメしません。


ドラム・セットは左利き用が作られているのではなく、
すべてを真逆にセッティングすることで左利き用にもなる。