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    【StickTok】#11 シングル・ラタマキュー

    • Text:Rhythm & Drums Magazine、Yusuke Nagano Illustration:Chihiro Yaegashi

    #11 シングル・ラタマキュー

    ドラマガとTikTokのコラボ企画=StickTok(スティックトック)。TikTokを通じて“学び”のコンテンツを配信する #tiktok教室#ためになるtiktok の一環で、ドラム未経験者&初心者、「基礎練習ってどうすればいいかわからない」とお悩みのドラマーへ、30秒で自宅でも楽しく練習ができる動画を投稿していきます! 第11回は、シングル・ラタマキュー。可愛いネーミングですが、ラフの綺麗さ、3連符とアクセントのタイミングとバランスなど、いくつかポイントがありますので、1つ1つ丁寧に練習してきましょう。

    歌いながら声と音をリンクさせて
    音のタイミングに焦点を当ててみよう

    3連符+8分音符という4打のひとつ打ちに、装飾音符のラフ(2打の装飾音符でドラッグとも呼ばれます)を加えた音型がシングル・ラタマキュー。ドラム・セットにも応用されるルーディメンツです。

    シングル・ストロークの最後の8分にアクセントをつけることがポイントですが、慣れない場合はEx-21に示したようにドラッグを省略した音型で、まずはアクセントを安定させる予備練習をしてみましょう。

    またラフ(ドラッグ)のタイミングはテンポによっても変わりますが、まずは3連符のウラのタイミングに合わせて叩く練習をお勧めします。その感覚を掴むためにはEx-22の1小節目のように、ラフをひとつ打ちに置き換えてタイミングを確認した後に、最後の1音をダブらせてドラッグに発展させてみましょう。

    この練習は、慣れるまで音の強弱よりもタイミングに焦点を当てて取り組むと良いでしょう。ちなみにラタマキューという名前は、フレーズの聴こえ方から由来しています(海外の人にはラタマキューと聴こえるそう)。ですので、実際にラタマキューと歌いながら、声と音をリンクさせてフレーズ感を掴むのも良い練習になります。

    ◎Ex-21. アクセントを安定させる練習

    Ex-21 練習例

    Point!─まずは3連符を安定させられるように練習を繰り返しましょう。3連符終わりの一発がアクセントになります。スティックの動きも意識してくださいね。

    ◎Ex-22. ラフのタイミングを掴む練習

    Ex-22 練習例

    Point!─慣れてきたら16分音符を32分音符に変えてみましょう。その場合、譜面よりもさらに3連符の1打目に寄ったタイミングになることにも注意しましょう。

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