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【ドラマガ21年4月号】青山英樹デビュー15周年記念特集 特設サイト

  • Hair & Make:Reno Nakamura
  • Photo:Eiji Kikuchi
  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine

青山英樹×ドラム・マガジン②

青山英樹×河村吉宏対談……2015年9月号

2015年9月号では、通巻300号へ向けての対談企画「Count Down Talk Sessions」にて、よっちこと河村吉宏と対談。同世代で、偉大なドラマーを父親に持つという大きな共通項のある2人に語り合ってもらいました。ここでもその対談の中から一部を抜粋して掲載!

●プロとしてやっていく中で、父親が偉大なドラマーであることをプレッシャーに感じたことはないですか?

青山 デビューした当時は、やっぱりいろいろ言われたんですけど、なるべく考えないようにしていたんです。それもあって親父の息子だから苦労したってことはあんまりなかったように思いますね。
河村 俺も同じような感じです。今も親父の名前に乗っかっている部分はあると思うんですけど、あまりそれを考えないようにしているし、周りにそうやって考えさせないようにしてくれた人がいたんでしょうね、ありがたいことに。
青山 考えないようにはしていましたけど、バンドが解散して、親父と同じようにサポートをやるようになって、ようやく自立できるようになってきたときに、少しホッとした部分はありましたね。全然まだまだですけど、ちょっとは足跡を残せたかなって。

●確実に残していると思いますよ。

青山 いやいや、まだまだですよ。常に“来年は大丈夫かな?”って心配ですもん。子供も生まれたので、必死です(笑)。
河村 俺も必死。今年の夏がヤバい(笑)。
青山 親父の時代と今は、やっぱり違うし、常に頑張っていないと置いていかれるというか。
河村 時代の違いは感じますね。当たり前だけど、遅刻とかしちゃいけないじゃないですか。親父にそういう話をすると「まぁ、昔はそういうヤツいっぱいいたけどな」って。もちろん昔も、遅刻はダメなんだろうけど、あの頃は遅刻しちゃったかぁ〜くらいのこと(笑)? だった? でも今じゃ考えられない。
青山 確かに昔の話を聞くと、信じられないことが多いよね。レコーディングで1日に3〜4現場を普通に回っちゃうとか。

●ライヴの本数に関しては、今のドラマーの方が多いかもしれないですよね。

青山 確かにそうかもしれない。でもそれも時代ですよね。

●だからこそ上の世代とはまた違うドラム観が生まれてくるようにも思うんです。

河村 それは俺も思います。例えば今はイヤモニが当たり前じゃないですか? 生音とイヤモニのギャップをどう埋めていくのかっていうところは、悩みですね。
青山 僕が関わっている現場はほとんど同期を使っているので、イヤモニは必須ですね。

●そういう意味では、クリックとどう合わせていくのかっていう点でも、今の方が断然シビアですよね。

青山 シビアですね。クリックに対してど真ん中というか。タイトさを求められますし、同期のループにピッタリと合っていないといけない。良い意味でも悪い意味でも機械っぽく叩けるように練習もしましたね。ドラマーとしては“これで良いのかな”って思うこともあるんですけど、音楽は自分だけでやっているわけではないですから。サウンド・メイクについてもそうで、自分の体感で気持ちいいっていうのも大事なんですけど、PAさんと相談しながら出音を作るようにしています。
河村 そういうコミュニケーションは、俺も最近覚えてきましたね

Yamaha Recording Custom × 青山英樹
……2016年10月号

2016年10月号では、スティーヴ・ガッドのプロデュースで復活したYamahaの名器=Rocording Customの特集で、試奏を担当。さらに付録DVDにRecording Customを駆使したパフォーマンス映像を収録! その動画の一部がYouTubeで見ることができます!

Yamaha FP9 × 青山英樹……2019年8月号

2019年8月号では、Yamahaの最新フット・ペダル=FP9の特集企画で登場! こちらも動画連動でその魅力を語ってくれた。そのレビューの一部がこちら!

●今回はダブル・チェーン・ドライブとダイレクト・ドライブ、両方を試してもらいましたが、それぞれの感想を教えてもらえますか?

青山 僕はベルト・ドライブの(FP)720しかほとんど踏んだことがないので、それと比べての感想になってしまうんですけど、チェーンは癖がないというか、意外なほどすんなり踏めましたね。ダイレクトは前のモデル(FP9500D)を試したことがあって、720を使っている人間からすると“ちょっと返りが速いな”って正直思っていました。でもFP9はいろいろと調整できるので、踏み心地を720に近づけてみたら、これも意外に踏めちゃいましたね。どちらも良いんですけど、個人的にはチェーンの方が好みかな。

●撮影中に、チェーンとダイレクトで踏み位置が変わるとおっしゃっていましたよね?

青山 変わっていましたね。720ともまた違うんですよ。720は“しなり”があるので、後ろ側の内側を踏むんですけど、チェーンは真ん中あたりで、速いフレーズになるとちょっと後ろになるというか。そのあたりは動画を見てもらうとわかるんじゃないかと思います。やっぱり造りが頑丈なので、自分が求めるポイントが必然的に変わっていったんだと思います。

●サウンドの印象はどうですか?

青山 ビーターがフェルトなんですけど、結構硬いので、音量もパキっと出てくれますね。でも優しい感じの音楽にもマッチすると思います。本当にこの1台で何でもできちゃうんだなって。ちょっとビックリですね。

●Yamahaのラインナップにあるペダルのニュアンスが全部出せるからこそ、フラッグシップ・モデルなんだそうですよ。

青山 なるほど。確かに今までのペダルの全部良いとこ取りしてきました、みたいな、そんなニュアンスがありますよね(笑)。それでいて1つ1つのパーツがしっかり頑丈で、壊れないという安定感もあって。良いですね。(FP9は)動きも軽いし、ノイズもないし、頑丈で壊れないという感じがします。

●ツイン・ペダルの感想は?

青山 何と言っても左側ですよね。普段は左側も720のツイン・ペダル(DFP-750)使ってるんですけど、やっぱり右側との差がどうしても気になっていたんです。DFP9はジョイントの部分が改良されてて、右足と変わらないような軽さと踏み心地が得られて、これはすごいなと思いました。今までとは違った感じで速いフレーズもできるんじゃないかと思います。

●では最後にFP9導入を検討しているドラマーにメッセージをお願いします!

青山 ダイレクトもチェーンもそれぞれに良さがあるので、とにかく楽器屋で踏みまくってほしいですね。今までののペダルの歴史が詰まっていて、何でもできるようなペダルなので、とにかく1回踏んでみて試してみてください。すごく良いペダルです。ぜひ、一緒にドコドコしましょう!

リズム&ドラム・マガジン2021年4月号

あらためて青山英樹が表紙を飾るドラム・マガジン2021年4月号は絶賛予約受付中です! 今回は裏表紙にも青山さんが登場! まさに永久保存版の内容です!!