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【Report】JAPAN LATIN MUSIC FESTIVAL 2022 “TIMBA”@渋谷ストリームホール

  • 撮影:suguta、阿部憲護
  • 取材&文:佐藤 健(ファンカッション)、大同隆太

KACHIMBA × Café Amarillo

【MEMBERS】
[KACHIMBA]タロウ、アラリ、ユウイ、ユイ、ユウヤ
[Café Amarillo]真吾、Suka、大津 泰人、えいじ、SADO、SASAHIRO、内田 遼、Saki
森 あゆみ、べんべん
(https://timba-festival.com/artists/kachima-cafemarillo-kei/)

会場が一気にクラブへと変貌
照明とVJが視覚的にも盛り上げ

1つ前に演奏された至高のセッション(El Play Supremo)の熱が冷めぬまま、“オキナワン・サルサ”のKACHIBAと野口真吾率いるCafé Amarilloによるコラボ・ステージ。
キューバの最先端のスタイルをさらに発展させ、よりラウドに、よりダンサブルに昇華させたオリジナリティ溢れる“博多弁timba”は、圧巻の一言。会場が一気にクラブへと変貌し、多くのオーディエンスがハンズアップをしていた。途中ダンスのレクチャー・タイムがあるなど、timba初心者でも楽しめるステージ構成となっており、フロアはオーディエンスのダンスで揺れに揺れ、照明とVJが視覚的にも盛り上げた。(大同)

沖縄×サルサと福岡×ラテンのコラボ
ヴォーカルが観客を楽しませてくれる

福岡のtimbaバンド=Café Amarilloと沖縄のサルサ・バンドKACHIMBAとのコラボ・ステージ。何と言っても驚きなのが、沖縄民謡とラテン音楽が合うこと。
ラテンのリズムに乗って歌う沖縄民謡の日本語の歌詞に何の違和感もなくノレてしまう。ガンガン来る、あるいは大きくウネるバンドのグルーヴに乗って、時にはラップのようにも聴こえる歌が心地良く、また音楽をリードもする。サルサが楽しいのか、沖縄テイストが楽しいのか。おそらく両方だろう。
Café Amarilloは、リーダーでドラマーの野口真吾の堅実かつグルーヴが素晴らしい。聞くところによると高校時代からすでに部活でtimbaをやっていたという。まだ若手だが、経験ではもうすでにベテランの域に達しているプレイヤーだ。どちらのグループもヴォーカルが観客を楽しませてくれる。東京だけでなく福岡にも沖縄にもこれだけの演奏をするグループがあるのは新しい発見だった。(佐藤)