DRUM KIT LIBRARY

UP

【Set Up】yukihiro ②

  • [L'Arc-en-Ciel]

このキットを使用したバンド結成30周年記念ツアー最終公演、<L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary LIVE>のレポートは、リズム&ドラム・マガジン本誌22年7月号をチェック!

  • Photo:Reishi Eguma[C-LOVe CREATORS](Equipment)、Yuki Kawamoto(Live)

DRUM KIT 

結成30周年ツアーの最終公演を支えた不動の相棒=Masters Premium

L'Arc-en-Cielのバンド結成30周年を締め括った「30th L'Anniversary LIVE」。広い東京ドームを揺らしたyukihiroのドラムキットはマットブラック塗装が美しいパールのマスターズプレミアム(MRP)。ラックやタイコ類のパーツ、バスドラムもフロントヘッドまですべて統一された漆黒の多点セッティングは、ステージ上でも抜群の存在感を放っている。2012年のワールドツアー中に新調されたもので、今年で愛用して10年目を迎えた。基本的な仕様は昨年のツアーから不動で、2バス、1タム、2フロアタムに、6"、8"、10"のロートタムがズラリと並ぶ。打面ヘッドの組み合わせは、バスドラムにレモのパワーストローク3クリア、タム、フロアタムにエバンスのG2クリアで、こちらも昨年のツアーと同じ構成。シンバルはすべてセイビアン。中央に高くそびえるチャイナシンバルを軸に、左右にそれぞれ6枚ずつ配置。“刻み”の核となるハイハットはサイズ違いを3組セットしているのも特徴の1つ。複数のタイコに13枚のシンバルを配した多点セッティングでありながら、全体的にすっきりと整理されているのは、yukihiro独自のラックシステムの存在が大きい。ラックパイプとアタッチメントを組み合わせてカスタムした中央の部分を核として、5箇所に設置されたスネアスタンドの脚で固定している。メインスネアは自身のシグネチャーモデル(Version.3)で、サイドスネアはHybrid Exotic。2台のスネアドラムを使い分けるようになったのは、2018年の「L'Arc-en-Ciel LIVE 2018 L'ArChristmas」からで、ハイピッチでキレ味鋭い音色のメインに対して、リングミュートを装着し、ローピッチに調整したディープな音色のサイドという具合いに、2台ではっきりとコントラストをつけている点も特徴。フットペダルは、パールのELIMINATOR II。リモートハイハットを操作するペダルも含めて、足回りはパールで統一された。奏者左側に置かれたPreSonusのミキサーボード(StudioLive 32SX)も一昨年のツアーから導入。壮大な音世界を演出する上で欠かせないアイテムの1つ。スティックは今夏発売予定のシグネチャーモデル第4弾。デザインなどが一新された。

SET UP!

【Drum Kit】
PEARL
Masters Premium Series
22"×20"BD(×2)、10"×10"TT、14"×14"FT、16"×16"FT

REMO
6"&8"&10" Roto Tom

【Snare Drum】
PEARL
yukihiro Signature Model ver.3 14"×3.5"(Main)
Hybrid Exotic 14"×5"(Side)

【Cymbals】(L→R)
SABIAN
10" Chopper
16" FRX Crash
18" HH Medium Thin Crash
13" HH Fusion Hats(Top & Bottom)
10" AA Mini Hats
9" Valut Max Splash
17" AA Holy Chinese
10" HHX Splash
12" AAX Mini Chinese
12" AA Mini Hats
21" HH Raw Bell Dry Ride
17" HH Medium Thin Crash
18" HH Thin Chinese