NOTES
世界中のリズムを研究する名手=岩瀬立飛が、各国のリズムをモチーフとしたパターンをドラム・セットで演奏&解説した、ドラマガ2011年10月号の特集“世界のリズム”。ドラマガ Webではその一部を、演奏音源つきで地域ごとに紹介! 今回はこれまでと場所をガラッと変えて、「アフリカ系のリズム」を紹介します! 譜面だけでなく、音源で“訛り”も聴いていこう。第一弾では、草原をイメージした独特のリズムや、ヨルバ族のリズムのフィールをチェックしよう!
#16 アフリカ系のリズム①
アフリカ系のリズム その1 – アフリカの草原をイメージしたリズム
ジョー・ジョーンズやソニー・ペインが叩いていたものです。2&4拍でのアクセどこかの国のリズムというわけではなく、草原とかのイメージで作ってみたリズムです。アフリカ風となると2&4の文化ではないので、スネアが1拍目と3拍目、もしくはどちらかが基本。この場合3拍目から始めるのもあり。
アフリカ系のリズム その2 – ヨルバ族のリズム1(バタ)
キューバ音楽の起源、ヨルバ族のバタ・ドラムのリズムをタムに置き換えてパターンにしてみました。2-3ルンバ・クラーベになります。この音程差を利用してタムの代わりにバス・ドラム、スネア、ハイハットに置き換えるのも面白いでしょう。
アフリカ系のリズム その3 – ヨルバ族のリズム2(バタ・ワワンコー)
ワワンコーの起源でバタ・ドラムの組み合わせからアクセント的なものを抽出して、バス・ドラム、スネア、タムで再構築したもので、後半にシンバルの刻みをミックスしてみました。訛り的なものはあまり強調していません。
岩瀬立飛がドラム・セットで叩く“世界のリズム” – BACK NUMBER
■#1:キューバ系のリズム①
■#2:キューバ系のリズム②
■#3:キューバ系のリズム③
■#4:キューバ系のリズム④
■#5:カリプソ系のリズム
■#6:ブラジル系のリズム①
■#7:ブラジル系のリズム②
■#8:ブラジル系のリズム③
■#9:レゲエ系のリズム①
■#10:レゲエ系のリズム②
■#11:その他の中南米系のリズム①
■#12:その他の中南米系のリズム②
■#13:ニューオーリンズ系のリズム
■#14:ジャズ系のリズム①
■#15:ジャズ系のリズム②
◎Profile
岩瀬立飛(Tappi Iwase):愛知県出身。14歳でドラムを始め、日野元彦、坂田 稔に師事。高校では吹奏楽部でパーカッションを担当。その後、1988年に渡米。ピーター・アースキンやデヴィッド・ガリバルディに教えを受けながら、現地でライヴ、レコーディング活動を展開。帰国後、現在に至るまで自身のバンドである。Nervioや宴での活動の他、エリック宮城バンドをはじめ、さまざまなセッションで活躍中。
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