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    【StickTok】#1 シングル・ストローク・ロール

    • Text:Rhythm & Drums Magazine、Yusuke Nagano Illustration:Chihiro Yaegashi

    #1 シングル・ストローク・ロール

    ドラマガとTikTokのコラボ企画=StickTok(スティックトック)。TikTokを通じて“学び”のコンテンツを配信する #tiktok教室#ためになるtiktok の一環で、ドラムに触れたことのない人やこれからドラムを始めようと思っている人、始めてはみたものの「基礎練習ってどうすればいいかわからない」とお悩みのドラマーへ、30秒で自宅でも楽しく基礎練習ができる動画を投稿していきます! 記念すべき第一回は、すべての基本であり永遠のテーマ(?)、シングル・ストローク・ロール、いわゆる“ひとつ打ち”です! ゆっくりから始めて、徐々に速くしていけるように頑張っていきましょう!

    ドラムを始める上ですべての基本
    ゆっくりから慣れてリバウンドを感じよう

    ドラムを始める上ですべての基本となるのが、シングル・ストローク・ロール(Single Stroke Roll)と呼ばれる、右左(左右)交互に1打ずつ叩く方法。スティックを手にした初心者のほとんどが最初に無意識に叩く手順で、“ひとつ打ち”とも呼ばれます。ドラム・セットを演奏する上でもとても重要で、シンプルはありますが、スピードや音色の美しさを突き詰めると非常に奥が深いものです。

    練習をするときはゆっくりのテンポから始めましょう。このとき手首だけで叩こうとせず、肘や肩など腕全体をスムーズに連動させることがポイントになります。徐々にスピードが上がってくると、打面からの跳ね返り(リバウンド)をうまく利用することも必要になってきます。

    そのためにはEx-1のように、バスケット・ボールをドリブルするような感覚でリバウンドを意識しながら、片手ずつ叩く練習も効果的。このとき、叩いた瞬間にスティックをギュッと握りしめないことがポイントになります。また利き手ではない手が苦手と感じる場合は、左右のバランスを整えるための練習であるEx-2もお勧めです。

    ◎Ex-1. 片手ずつ叩く練習(R=右、L=左)

    Ex-1 練習例

    Point!─叩いた瞬間にスティックをギュッと握り込まないことで、リバウンドを感じやすくなります。まずは打面からスティックが跳ね返ってくる感覚を掴んでみよう!

    ◎Ex-2. 左右のバランスを整えるための練習

    Ex-2 練習例

    Point!─利き手ではない方の手に動きを慣れさせるため、すべての音符を同じ強さ、音量で叩けるように意識してみましょう。鏡の前で練習すると、腕の振り方、振り上げた手の高さ、振り下ろすスピード(ショット・スピード)がより確認しやすくなります。

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