SPECIAL
UP
close up! Roland V-Drumsが具現化する理想の自宅ドラム環境
- Text:Isao Nishimoto Photo:Taichi Nishimaki Video:Shigeki Azuma Recording:Shohei Kasai
Contents
●CASE.01 練習
●CASE.02 レコーディング
●CASE.03 動画投稿&配信
●CASE.04 オンライン・レッスン
●CASE.05 オンライン・セッション
●最新モジュール=TD-27に迫る
最新モジュールTD-27に注目
最後は、VAD506のコア・システムとなる音源モジュールTD-27にフォーカスを当てる。TD-50と並び立つ、ハイクオリティかつ使い勝手に優れた同機は、V-Drumsの進化の集大成だ。
V-Drumsのクオリティを支える高品位なサウンドは、さまざまなドラムをスタジオに持ち込んでレコーディングしたサンプルを解析し、どう叩いたときに音がどう変化するかを20年以上に渡って研究してきた結果生まれたもの。その最先端にあるのが、フラッグシップ音源TD-50 に採用されたモデリング技術“Prismatic Sound Modeling” である。
TD-27 は、同じ技術から作られた700 を超えるサウンドと、その組み合わせによる55のドラム・キットを搭載。さらに7月上旬には10 のドラム・キットの追加も予定している。これらの音色はドラマーの演奏に合わせてあたかもアコースティック・ドラムのように反応し、変化することによって、演奏者と聴き手の両方に“リアルなドラムらしさ”を感じさせる。
それぞれのサウンドもアコースティック・ドラムのように調整することができ、チューニングやミュートはもちろんのこと、スネアのスナッピー・テンションや、バス・ドラムのスネアへの共鳴まで広範囲なエディットを行える。さらに、新開発のPureAcousticAmbience テクノロジーによって、演奏者のポジションにおけるアンビエンス(残響)をコントロール。これまで以上に自然な響きのドラム・サウンドを実現している。
その他、オーディオ・ファイルの取り込みや、Case.1 で紹介したコーチ・モード、スマートフォンに入れた曲をBluetooth 接続で再生するなど、挙げきれないほどの機能を備えたTD-27。V-Drums の新たな方向を示したAcoustic Design シリーズと共に、多くのドラマーがその実力を生かした演奏を聴かせてくれるのを楽しみに待ちたい。
【TD-27徹底検証】
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