SPECIAL
UP
close up! Roland V-Drumsが具現化する理想の自宅ドラム環境
- Text:Isao Nishimoto Photo:Taichi Nishimaki Video:Shigeki Azuma Recording:Shohei Kasai
Contents
●CASE.01 練習
●CASE.02 レコーディング
●CASE.03 動画投稿&配信
●CASE.04 オンライン・レッスン
●CASE.05 オンライン・セッション
●最新モジュール=TD-27に迫る
②距離を超えてドラムでつながる、オンラインの可能性
“自宅で叩けるドラム”の枠を超えたV-Drumsは、ネットを駆使することでその可能性をさらに広げている。ここからは、オンラインで行うV-Drumsのさまざまな活用例を見ていこう。
CASE.03 動画投稿&配信〜”叩いてみた”動画もクリアな音で作成できる〜
スマートフォンの普及で動画撮影が簡単になり、YouTubeやSNSなどで発信することも身近になっている今、それを表現やコミュニケーションの手段として活用しているミュージシャンも多い。しかし、例えばギター弾き語りならスマホ1つでもそれなりの動画を作れるが、ドラムの場合はそう簡単ではない。リハーサル・スタジオでドラムを叩いてスマホで撮ったら、音が割れてしまい大失敗だったという経験をした人もいるだろう。
その点、V-Drumsはレコーディングが簡単なのと同じく、動画撮影とも相性が良い。最もシンプルなやり方は、V-Drumsのマスター出力を、1万円前後で購入できる小型のオーディオ・インターフェースを経由してスマホやタブレットに入力し、撮影する方法。スマホのマイクで生音を撮るのとは違い、クリアなサウンドで動画撮影できる。オケをバックに演奏するのもV-Drumsなら楽勝だ。
さらに、ナレーションや別の楽器なども加えたいなら、簡易的なもので構わないのでミキサーを用意する必要がある。ローランドのGO:MIXER PROは、そんな用途にぴったりの製品だ。V-Drumsを含む複数の楽器やマイクを本機に入力し、スマホ/タブレットにはUSB 端子からダイレクトに接続すればOK。オーディオ・インターフェース機能を備えているため、シンプルに撮りたいだけの人がこちらを導入するのも良いだろう。
一方、動画の投稿ではなく生配信を行いたい場合はGO:LIVECASTがお薦め。楽器とスマホを本機に接続するだけで、生配信システムを構築できる優れものだ。存在感のあるルックスのVAD506なら、エレドラであることを意識させない動画作りも可能。ぜひ挑戦してみてほしい。
【動画投稿&配信のサポート・アイテム】
⬇︎GO:MIXER PRO/Open Price
⬇︎GO:LIVECAST/Open Price
⬇︎最もシンプルな動画投稿&配信システムの例
Next ⇨ 名手が語るオンライン・レッスンとV-Drums