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ジョージ・コリアス監修! 究極のスムーズ&クイックネスを実現したフット・ペダル=Pearl DEMON XR完成!!

  • Text:Yusuke Nagano/Photo:Takashi Yashima(Gear)

リズム&ドラム・マガジン2023年10月号では、スピードに特化した進化系フット・ペダル=Pearl DEMON XRの特集記事を展開! その中で、共同監修したジョージ・コリアスが、開発秘話を語る独占インタビューも掲載している! ここでは誌面に掲載できなかったインタビューの一部を公開! 誌面と併せて、彼が新しいペダルに込めた想いを感じてほしい!!

2023年10月号はこちら

一番重要なのはビーターとフット・ボードの角度
僕らはその最適解を見つけることができたと思う

●実際のプロトタイプは何種類ぐらい作ったんですか?
ジョージ
 少なくとも、僕が試したのは5種類ぐらいだったと思うけど、Pearl Japanの技術チームは開発段階で、もっとたくさんの試作品を作って改良を加えたと聞いているよ。例えば手許にあるプロトタイプの1台はフット・ボードとダイレクトリンクをつなぐ部分の形状が製品版とは少し違っていて、フット・ボードも製品版では、よりいっそうの軽量化が図られているんだ。

●軽量化もレスポンスの向上に寄与しているわけですね。
ジョージ もちろんそうだけれど、一番重要なのはビーターとフット・ボードの角度なんだ。これがすべての動作の基本になるからね。僕らはその最適解を見つけることができたと思う。実際に試してみれば、いかにプレイが楽になるか実感できるはずだよ。

●ビーターの形状もユニークだと思いますが、このデザインになった理由を教えてください。
ジョージ 他社製品にも似たようなハンマー型のビーターはあるから、DEMON XRのものがものすごくユニークだとは思わない。ただ、僕としては打面が丸くて軽量小型で、よりアタックの強いビーターを求めていて、素材の選択には気を遣ったよ。軽量小型とは言っても、軽すぎても良くないし、重いと動作が遅くなるから、ちょうど良い妥協点を見つける必要があったからね。

●DEMON XRを使うようになってから、あなた自身のペダル奏法は変化しましたか?
ジョージ それがまったく変わっていないんだ。自分でも意外だったよ。僕はそれまでに25、6年同じペダルを使い続けてきて、突然違うものに替えたわけだから、何かしら違和感はあるはずだと思っていたからね。でも、何の違いも感じなかった。

僕が新しい楽器をテストするときはいつも、バンドの曲を演奏してみるんだ。ツアーで何度も演奏していて、感覚が身体に染みついているから、特定のペダルで特定のセッティングで特定の曲を演奏すると、身体が冷えているときのウォームアップとしても、この方法が役に立つ。同じようにして、DEMON XRも試したんだけれど、ほんと、それまでとまったく同じ感覚で踏めるんだ。しかも、理由はよくわからないけれど、キックがよりパンチの効いたサウンドになっている。僕はトリガーも使うけれど、キックの生音がより聴きやすくなったんだ。

●平らなフット・ボードの効果で、スウィーベル奏法もやりやすくなりましたか?
ジョージ スウィーベル奏法みたいに足をいろいろ動かす奏法は、やりやすくなっているよ。僕はヒール&トゥ奏法を使わないけれど、そういった奏法を多用するドラマー達も、DEMON XRは箱から出してすぐに使えたと言っているよ。僕はもともと、凹凸もロゴもない、完全に平らなフット・ボードが好きで、DEMON XRも見てのとおりのルックスになっているけれど、僕はとても美しいと思うし、あらゆる種類の奏法に対応できると思っているんだ。

●最後にDEMON XRの購入を検討している日本のドラマーにメッセージをお願いします。
ジョージ とにかくお店で試してみてほしい。きっと気に入ると思うよ。メタル系でフット・ワークを駆使するドラマーには絶対オススメ。超ハイエンドの製品をいろいろ調べてみれば、価格が比較的抑えられているのがわかるはずさ。

↓ジョージのインタビュー本編はこちら↓

Pearl DEMON XR 高速ドラムペダル・スペシャルセミナー開催決定!

【日時】10月24日(火) OPEN 18:30 / START 19:00 
【会場】大塚DEEPA
【ゲスト・ドラマー】Eiji & MAKI 

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