KEPLINGER DRUMS
Black Iron

　3mm厚スティール a.k.a. ブラック・アイアン（6.29kg）

-Hidai’s Demonstration-

@drumsmagazinejp 発売中のリズム＆ドラム・マガジン2024年4月号掲載『”Heavy” Metal Snare』に登場したスネアののサウンド・ファイルを公開！ KEPINGER DRUMS Black Iron 14″×6.5″ 3mm Steel a.k.a Black Iron 演奏は緑黄色社会をはじめ数々のサポートを務め、現場でもヘヴィならスネアを愛用する比田井修！ この動画は音声も含めiPhoneを使用して収録しています。 #drums #snare #demonstration ♬ オリジナル楽曲 – リズム＆ドラム・マガジン

エルヴィン・ジョーンズやチャーリー・ワッツなどのレジェンド・ドラマー達も愛用したという名工＝グレッグ・ケプリンガーが手がけるKeplinger Drums。ブラック・アイアン・スネアは、材としてはめずらしく、スティールよりも炭素比率の少ないアイアンを3mm厚で使用し、職人の技術で丁寧に成型された逸品。

-Yamamoto’s Comment-

瞬発力高くキレ良くとにかく速い
スティールに比べ柔らかく
唯一無二の個性を持つシェル

フープやラグに関しては、厚み／材質／個数、いずれも見慣れた仕様ですが、ブラック・アイアンという材は他所ではあまり見かけません。酸化物である黒皮に覆われた鉄、でしょうか。

よく混同されますが、スティールは鉄に炭素を加えた鋼であり、スティールとアイアンは区別されています。黒色は主に四酸化三鉄かと思われますが、表面にはムラがあるので、酸化鉄（II）など、他の酸化物も存在しているかもしれません。鉄は炭素の添加により硬くなるため、このアイアンはスティールに比べると柔らかいはずですが、低密度でおそらく硬く脆い酸化物達が、どう作用するかも見逃せません。

瞬発力が高く、キレも良く、とにかく速い音です。ステンレスやブラスなどを用いたモデルも制作されていますが、かつてDWとのコラボレーション・モデルでも採用されたこのシェルの個性は、唯一無二のものです。

比田井修のコメントは発売中の本誌でチェック！