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    柏倉隆史の“原点”|誕生日に読む、はじまりのドラマガ・インタビュー【2001年アーカイブ】

    本日4月28日は、柏倉隆史氏の50回目の誕生日。昨年25周年を迎えたtoeのメンバーであり、セッション・ドラマーとしても幅広く活躍している柏倉氏。そのプロ・デビューは、1997年結成のトリオ・バンドのREACHだった。翌1998年にはAIR JAM’98に出演し、インディーズ・シーンで名を馳せ、2000年に『TRICHROMATIC』でメジャー・デビュー。本誌初インタビューもそのリリース・タイミングで行われている。ここでは柏倉氏の誕生日を記念し、その一部を抜粋して掲載。REACHの音源は現在、サブスクでも解禁されたので、この機会に、氏の原点とも言えるプレイにぜひ耳を傾けてみてほしい。

    初めてだったんですよ
    自分勝手に叩くっていうのは

    ●デビュー・ミニ・アルバムはとにかく“俺がヤング手数王だ!”と言わんばかりのドラミングでしたが、今回は比較的おとなしめですよね。
    柏倉
    :昔は若かったっていうか“俺は君らとはチョット違うんだよ”っていうのを言いたいために(笑)、フュージョンみたいな他のジャンルのパターンを借りてきたり、っていうのはスゴいあったんですけど、最近はいろんな音楽がほんとに好きになってきちゃって、普通にパンクだったり、ロックだったり、“ドラムはやっぱりカッコいいものなんだな”っていうのを自分の中で意識してきていて。ギターだったりベースに対しても自然にこう応えていくっていうか。そういう部分でもっと素直にやろうかなっていう。

    ●でも思わず手グセが出てしまったりしませんか?
    柏倉
    :そうですね。今回のレコーディングのときなんかも、つい出ちゃったりしたのがあるけど残してます(笑)。逆にここは絶対(フレーズを)入れないっていうのもあったけど。

    ●他に何か技術的なところで意識した点ってありました?
    柏倉
    :いや、最近ほんとにもう意識しなくなっちゃって。例えばスティックを握っても、前は手の甲を上にした典型的なジャーマン・スタイルだったんですけど、今は親指が上向いちゃってる感じのフレンチ・スタイルだし。それに、今はテクニックやルーディメンツっていうところから見ると、昔に比べてスゴくいい加減になっちゃった部分はあるんで、またここから修正していこうかなと(笑)。でも、たぶん僕初めてだったんですよ、自分勝手に叩くっていうのは。だから、それはそれで良い経験だったんで、以前の自分の知識と足してみたりして、また次の自分を見つけてみようかなっていう感じです。ここ1年、このアルバムに関わりだしてから、とにかくそういう技術的なところは考えないでやってきましたね。

    ●今回もデビュー・ミニ・アルバムに続いてパーカッションを積極的に使ってますね。
    柏倉
    :前回よりはパーカッションの音色と曲のマッチングが、少しマシになったんじゃないかなと思ってて。ちゃんと聴こえてほしいところには、パーカッションが出てきてるっていう感じには、自分でもしてるんですけど。

    ●「ANOTHER SELF」という曲では最後にみんなが輪になってパーカッションを叩いてる感じが出てますね。あれはどうやって録ったんですか?
    柏倉
    :あれは最初ティンパニでやりたかったんですよ、僕。でも、今回アメリカのワシントンD.C.でレコーディングしたんですけど、やっぱり時間もお金もないし、しかもトラックでスタジオまで運ばなければダメだということで、それはナシになって。で、いろいろキーボードのサンプリング音とかも試したりしてみたんですけど、僕のイメージとはやっぱり違ったんで、ちょっと考えさせてもらったんです。それで、ガラクタを並べてちょっとストンプ調にしたらどうかなって思ったんですよ。さらにジャンベを混ぜて、よりサンバっぽくして。

    柏倉隆史の原点から最新まで
    約25年に及ぶアーカイブをすべて読む

    インタビューでは多彩なリズム・アプローチと、その技術的なメソッドについて語っている。気になる全文はサブスクで公開中! その他にもtoe、the HIATUSでの表紙インタビューを筆頭に、約25年に及ぶ柏倉氏のアーカイヴ記事をすべて読むことが可能!!
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