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無人島スネア – ジェットセイヤ[go!go!vanillas]

  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Takashi Hoshino

スネアの役割は
“ご飯”みたいなもの

レコーディングでは、ドラムテックでドラマーの佐藤謙介[髭-HiGE-、パスピエ]さんと一緒にチューニングなどするんですけど、スネアのサウンドは、叩くときのスティックの向きだったり、ヘッドやフープを交換するだけでもだいぶ様変わりしますよね。今作の「手紙」では独特なスネアの音がすると思うんですけど、結束バンドをスティックの先に10本くらいガムテープで巻きつけて叩いた音なんです。ブラシとマレットの中間みたいな、良い具合いのサウンドで録れたと思います。

ドラムのプレイにおけるスネアの役割は、“ご飯”みたいなものというか。それに対して、バスドラは土台だからテーブルで、シンバルはおかずみたいな関係性ですかね。僕はライドとかもけっこう重要視しているので、セットの中で明確な順位みたいなものはあまりないんですけど、他のドラマーのプレイを聴いたときに一番気になるものといったら、やっぱりスネアだと思います。

「キャプテン翼」のセリフみたいになりますけど、僕にとってスネアは“友達”ですかね。ドラム・セットの中でも、いろいろな現場に持っていくことが多い楽器なので、まさに相棒的な存在だと思います。……いつも叩いてごめん(笑)!

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◎Profile
ジェットセイヤ:1990年生まれ、長崎県出身。小学生の頃にドラムを始める。その後、ロックンロール、パンクを中心に、JUN SKY WALKER(S)や、ギターウルフ、BLANKEY JET CITY、ラモーンズなどに影響を受ける。go!go!vanillasに加入し、2014年アルバム『Magic Number』でメジャー・デビュー。2020年には初の日本武道館公演を開催。アートにも関心があり、イラストレーターYUGO.とのドラム×ライヴ・ペインティングの異色イベント“CONTORT SESSION”も不定期開催している。

◎Information
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