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Anniversary Special – 真太郎が”秘話”と共に振り返るUVERworldの10曲!
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- Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Takashi Hoshino
デビューからこれまでの15年間で、10枚のオリジナル・アルバムをリリースしているUVERworld。ドラマガWebでは、本誌20年10月号に掲載したインタビューの続きを前編・後編でお届けしてきたが、アニバーサリー・コンテンツの第3弾となる今回は、ドラマー目線で印象に残っているUVERworldの曲を、真太郎が各作品から1曲ずつセレクト! ライヴやレコーディング当時のエピソードと共に、合計10曲を紹介しよう。
1st Album『Timeless』(2006)
【作品情報】
発売元:ソニー 品番:SRCL-6240
発売日:2006.02.15
M4「D-tecnoLife」
この曲を聴きに
ライヴに来るお客さんも多いんです
真太郎:「D-tecnoLife」は、デビューしてから初めて録った曲なんですけど、レコーディング当日は、事務所とかレコード会社の関係者の人達がたくさんスタジオに来て。
サウンド・チェックでは、音作りはああだこうだっていうやりとりが結構あって、1回通しで叩くたびに、スタッフの人達がコントロール・ルームで何か話しているのは見えるんですけど、「もう1回行きまーす」とだけ言われて、またフル・コーラスで叩かされるっていうのが2時間くらい続いて……。
途中から“もしかして、本番なのかも?”と思い始めて、“俺、プレイ悪いんかな?”とか考えながら何回もやり直すうちに、自分でも“今、結構良いの叩けたぞ!”っていうテイクが出たんですよ。よし!と思ったら、「じゃあ、本番録りまーす」って……“録ってへんのかい!”みたいな(笑)。次にリリースした曲以降はレコーディングも普通だったんですけど、当時はレコーディングの流れもわからなかったし、誰にも聞けずにひたすら叩かされて、めちゃくちゃしんどかった思い出があります。
ライヴでは、何年もこの曲を聴きに来ているというお客さんも多くて。この間久しぶりにやったんですけど、曲にバンッと入ったときの声援を聞いて、“この盛り上がり方、懐かしいな”って思いました。このアルバムには、インディーズ時代の曲も入っていて、「Lamp of Affection」とか「扉」は、リアレンジもせずにそのままの形で収録してあるんです。このアルバムの曲は、全体的に純粋な自分が出ているので、今ライヴでやってもしっくりくるんですよね。
2nd Album『BUGRIGHT』(2007)
【作品情報】
発売元:ソニー 品番:SRCL-6464
発売日:2007.02.21
M13「DISCORD」
シンガロングもあって
ライヴですごく映える曲
真太郎:個人的には、このアルバムの曲でやっているシンプルなプレイが好きで。一番自分のルーツをしっかり出せていると思う作品ですね。
「DISCORD」は確か1回目の東京ドームでも演奏したと思うんですけど、シンガロングもあって、ライヴですごく映えるんです。
アルバム・ツアーのファイナルでこの曲を最後の最後にやったんですけど、“このツアー、めちゃくちゃ楽しかったな”と思いながら叩いていて……。
ライヴはクライマックスで、照明もガーと光ってて、お客さんもスタッフも会場全体が最高潮になっている中、この曲が最後、ダーダーダ ダーダーダ ダーン……♪で終わるんですけど、“もう終わってしまうんか”っていう寂しさとか達成感とか、そういう感情が自分の中で混ぜこぜになって、ダーダーダ ダーダーダ……で、俺、スティックをボロ〜ッ!と落としたんですよ……ツアー、全然締まらへん(笑)!
もう、取り返すかのように必死でドラムをかき回してライヴを終えたんですけど、袖で見てたスタッフに「お前、そういうとこやぞ!」って後からめちゃくちゃ怒られました(苦笑)。
3rd Album『PROGLUTION』(2008)
【作品情報】
発売元:ソニー 品番:SRCL-6695
発売日:2008.01.16
M5「counting song -H」
OCDPのドラム・セットがあってこそのフレーズ
自分のプレイとアイディアにも満足できている
真太郎:MASUO[BACK DROP BOMB]さんがドラム・テックとして初めて入ってくれたのがこのアルバムのレコーディングで、音がめちゃくちゃ良くなったのを覚えています。
MASUOさんが持っているOCDP(Orange County Drums & Percussion)の緑のドラム・セットを貸してもらったんですけど、叩いた途端、その音の良さにエンジニアも僕も衝撃を受けました。俺が高校生のときに“あのセット、カッコいいなぁ”と思っていたものでもあって、それを使って叩けるっていう意味でも、レコーディングがすごく楽しかったです。
叩き心地もめちゃくちゃ良いし、タムの鳴りとか、音が良いと説得力が出るからフレーズを作るのも楽しくなって。そういう意味で、「counting song -H」は、何てことないフレーズだとしても、あのドラム・セットがあったからこそ出てきたなっていう思いがあるし、自分のプレイとアイディアにも満足できている曲ですね。
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