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    Yamaha EADシリーズ最新モデル「EAD20」発表|EAD10&EAD50との最速比較動画も公開!

    • Review:Yuichi Yamamoto

    Yamahaから、エレクトロニックアコースティックドラムモジュールの新製品「EAD20」が発表された。発売は9月18日(金)で、価格は139,700円(税込)。発表に先立ち、ヤマハドラムの公式SNSには“EXCITING THINGS ARE COMING”、“Hear What’s Next.”というティザー画像が投稿され、注目を集めていた。

    新開発センサーでドラム・セット全体を収音
    EAD50と共通のサウンドエンジンを搭載

    バス・ドラムのフープに取り付けるセンサーユニットは、EAD20専用として新たに開発。ドラム・セット全体をバランス良く、クリアに収音し、レコーディングをはじめ、練習やライヴでのモニター、エフェクトや音源を組み合わせた演奏など、幅広い用途に活用できる。

    メインユニットのサウンドエンジンは、フラッグシップ・モデルのEAD50と共通で、さまざまなシチュエーションでの演奏を想定した50種類のプリセット音色シーンを用意。高品位なサウンドに加え、リバーブ、ディレイ、モジュレーション、コンプレッションといった多彩なエフェクトによる音作りも楽しめる。

    また、5系統のトリガー・インプットを搭載し、分岐ケーブルの併用によって最大9系統まで拡張可能。本格的なハイブリッド・キットの構築にも対応する。USB Type-C端子とUSB TO DEVICE端子を備え、コンピューターとのダイレクト接続や、USBメモリーによるデータの読み込み/音源再生も容易に行える。

    これまでのEADシリーズと同様、専用アプリとの連携にも対応。録音や演奏動画の作成/アップロードなどが可能な「Rec’n’Share」、音色エディットやマイク/トリガーのセッティングなどを直感的に行える「EAD Touch」を使用することで、EAD20をより幅広く活用することができる。

    EAD10、EAD20、EAD50を検証
    最速レビューも公開!

    ドラマガWebでは、EAD20の発表に合わせて最速比較動画を公開! 新製品EAD20に加え、ベストセラー・モデルのEAD10、フラッグシップ・モデルのEAD50を使用し、同じ楽曲でそれぞれのサウンドを収録。3モデルでどのような違いが感じられるのか、実際のサウンドでチェックしてほしい。また、3モデルを実際に試したRCCドラムスクールの山本雄一氏によるレビューもお届け。EAD10、EAD50との比較から見えてきたEAD20の特徴や、それぞれのモデルの使用感を紹介する。

    「EAD3兄弟」を試して見えた、EAD20の実力と立ち位置

    2017年の登場以来、世界中のドラマーに愛用されてきた“EAD10”、そこから約9年後の今春に発売されたフラッグシップ機となる“EAD50”、そして今回発表された“EAD20”。この『EAD3兄弟』を一度に試す機会をいただきました。

    気になる新製品EAD20は、その数字からもわかるようにEAD50とEAD10の中間……ではなく、EAD10寄りに位置する印象です。モジュールとセンサーユニットによるシンプルなシステム、手軽に持ち運びできる利便性はEAD10とほぼ同じ。しかし、サウンドの解像度は一気に上がったことを体感できました。

    スマホのカメラに例えるならば、これまでのスマホ(=EAD10)でも十分な画質で手軽に撮れていたわけですが、新しいスマホ(=EAD20)は画素数が大きくアップして、より美しく精細な写真が撮れるようになったイメージです。さらに内蔵エフェクトも格段の進化を遂げ、EAD20だけで仕上げられる音質のクオリティは、EAD10から確実に上がりました。

     EAD50の世界に入っていくと、いろいろな意味で別モノですね。中でも付属のセンサーユニットのみならず、外部入力のマイクを使えることが大きな魅力。今回の比較動画ではDSU50をオーバーヘッドに加えた方式で、その持ち味を引き出してみました。ただし、できることが豊富になる分だけ操作も奥深くなり、大きなモジュールは運搬のハードルも上がるので、「EAD10の利便性のままグレードアップ」と考えた場合は、今回のEAD20が最適です。

     そしてそして、世界中で愛用されているEAD10も引き続きラインナップに残ります。ほぼ10年前の製品でありながら、まだまだ現役という底力を感じますね。特にプロ・ドラマーに多い「自分の音のモニターシステム」としては、これからも活躍するのではないでしょうか。

     いやー、あらためてEADシステムは面白いです。 考えてみれば、ドラマーがエレドラ以外で楽しめる“電気製品”というのは、それほど多くありません。生ドラムに取り付けるだけで、録音や録画をしたり、音源に合わせて演奏したり、エフェクトで音を変えたり。EADシステムは、生ドラムの楽しみ方を広げてくれた製品だとあらためて実感しました。

    もし、本格的なレコーディングを目指すなら、それはまた別世界。機材も知識も経験も必要で、正直、投資も底なし……(笑)。その点、EADシステムは手軽に始められて、そこから自分用に工夫できる面白さもあるのです。

    EAD10、EAD20、EAD50。それぞれのスペックや今回の動画を参考にしつつ、皆さんにとって最適なEAD導入のヒントになれば幸いです。