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    【会員限定】『DRUMMING IMMERSIVE feat. 長谷川浩二』追体験①|渾身のドラム・ソロ映像&見どころ解説

    • Text:Michiaki Suganuma
    • Photo & Movie:Akito Takagawa

    5月6日に開催された「DRUMMING IMMERSIVE feat.長谷川浩二」。本イベントは40年以上のキャリアを誇るトップ・ドラマー、長谷川浩二さんの巨大ツーバス・セットを“真後ろ”から体感できるという前代未聞の内容で話題を呼び、チケットは発売直後に完売。ここでは有料会員限定コンテンツとして、イベント終盤に披露された渾身のドラム・ソロ映像と共に、その見どころ/聴きどころを徹底解説。超レアな一夜を“追体験”してほしい。

    40年以上に渡って歩んできた
    多彩なキャリアを凝縮したドラム・ソロ

    THE ALFEE、筋肉少女帯をはじめとしたハート・ロック/ヘヴィ・メタル系のドラミングや、ロック・インストでのテクニカルなプレイなど、長谷川さんのドラミングの特徴が凝縮されたようなドラム・ソロ。その随所に見られる緩急やダイナミクスのつけ方は、単に叩きまくるソロとは一味違った“年季”の入り方が感じられる。

    ツーバス・ドラマーらしい縦横無尽に叩きまくるスピード感、ツーバス連打の安定感はさすがだが、そこにストーリー性を加えるような、テンポや強弱の変化のつけ方も見どころの1つ。静かに始まる序盤から、ロールなど交えながら徐々に熱を帯びて行く展開。ここでのポイントは随所に挟み込まれるツーバスを絡めた高速フレージング。これは右手と両足で”タドド・タドド”と叩くアプローチ。両手のシングル・ストロークの高速移動と合わせて見せ場を演出している。ドラム・ソロの前半部分では、上体を前屈みにしてタム回しに体重を乗せるような叩き方も特徴的。かつてのテリー・ボジオを彷彿とさせるような、ロック色を前面に打ち出す見せ方も素晴らしい! 

    聴く人を飽きさせないような
    エンターテインメント性に富んだプレイ

    途中からはリズム・プレイへと展開。ここではスネアの細かいニュアンスを入れるようなちょっとジャズっぽいファンク・ビートになっており、徐々にテンポを上げて激しさを加えていくプレイも見事。そこからツーバス連打型のビートに突入していく様子は、ハード・ロック・ドラマーの本領発揮と言った感じである。奇数割り的なフレージングを自在に組み込んでも、ツーバスのタイミングがブレない点も流石の一言。

    このあたりりから前述の”タドド・タドド”のコンビネーションと、”ドコドコ”のツーバス連打を併用するアプローチへと移行。ソロの終盤では、“タドド・タドド”のコンビネーションに、左手のクラッシュを加え、音圧感を上げていき、盛り上がりはクライマックス! ダイナミクスを的確に変えながらプレイし、聴く人を飽きさせないようなエンターテインメント性に富んだ圧巻のプレイでソロのラストを締め括っている。