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close up! “エレドラ女子”が ヘッドホン/イヤホンを聴き比べてみた feat.むらたたむ、佐藤 奏

  • Text:Shinichi Takeuchi Photo:Takashi Yashima(Products)/Tetsuro Sato Contents by Rhythm & Drums Magazine

試奏ヘッドホン/イヤホン・メーカー一覧

AKG Audio Technica canal works MarshallZildjian Roland SENNHEISER VOXTotal Impression[総評]

*メーカー名をクリックすると各ヘッドホン/イヤホンのレビューを個別に見ることができます。

SENNHEISER

問い合わせ:ゼンハイザージャパンコンタクトセンター

■HD 200 PRO

SENNHEISER HD 200 PRO/¥オープン・プライス

コンセプトは“スタジオ・サウンドを自宅でも”。周囲ノイズ減衰とパワフル・サウンドにより、プロ・レベルのダイナミクス溢れる力強いサウンドを引き出す。また、ヘッドバンドのテンションを弱めに設定し、肌に直接触れるパッド部分の素材を厳選したことにより、長時間の使用に耐えうる軽やかな装着感を実現。

【Spec】
●型式:密閉型 ●感度:108dB ●周波数特性:20 ~ 20,000Hz ●インピーダンス:32Ω ●ケーブル長:2m ●質量:184g(コード除く) ●付属品:6.3mmステレオジャックアダプター

Comments on HD 200 PRO

佐藤:特にタムの音がクリアに聴こえる印象で、中音域がはっきり出ていると思いました。パッドを叩いたときの(アタック)音が聴こえるので、密閉度はそれほど高くないのかもしれないですが、装着したときに耳がちゃんと包まれている感じがして安定感がありますね。演奏しやすかったです。

むらた:音色は中音域がしっかり聴こえる印象で、全体的にまとまりがあって、とても聴きやすい音だと思います。本体が軽いのもすごくいいですね。フィット感もちょうど良い感じで、長時間装着しても疲れが少ないように思います。ケーブルの堅牢さはセールス・ポイントのようですが、個人的にはもう少し柔軟性がある方が好みですね。


■HD 25 PLUS

SENNHEISER HD 25 PLUS/¥オープン・プライス

25年の歴史を誇る定番モデルがリニューアル。低音域から高音域までをカヴァーするクリアなサウンドや、アームを前後180度回転させられる2分割ヘッドバンド、回転式のイヤーピーズなど、HD25の特徴は継承。加えて、カール&ストレートの2本のケーブル、ベロアイヤーパッド、キャリングポーチなど、付属品も充実。

【Spec】
●型式:密閉ダイナミック型 ●感度:120dB ●周波数特性:16 ~22,000Hz ●インピーダンス:70Ω ●ケーブル長:1.5 ~ 3m(ケーブル①/カールコード)、1.5m(ケーブル②/ストレート) ●質量:約240g ●付属品:6.3mm 変換アダプター、接続ケーブル(2タイプ)、ベロアイヤーパッド、キャリングポーチ

Comments on HD 25 PLUS

佐藤:音質もバランスも良くて、どの音も聴きやすかったです。見た目がコンパクトなので、着けたときにヘッドホンが目立ち過ぎず、どんな状況でも使いやすい気がします。ドラム専用ではないので、仕方がない部分だと思いますが、コードは右耳からではなく、ドラマーとしては左にあってほしいです(笑)。

むらた:音が硬めで鮮明な印象です。叩いたあと、音が減衰していくところまでちゃんと聴こえてくるので、気持ち良く叩けます。これくらいくっきり聴こえると、自分がどんな演奏をしているかわかりやすいので、テンションが上がりますね(笑)。遮音もされていて密閉度も高いし、小型ですけど、ちゃんとフィットしてズレないのもいいなと思いました。

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