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    the Focus – ドラマーの足元に大接近! – #4 青山英樹

    • Video:Rhythm & Drums Magazine Photo:Taichi Nishimaki Text:Koju Okayasu

    the Focus #4:青山英樹

    ドラマーなら誰もが気になる足元の動きを、GoProを駆使して超近距離で捉える新連載=“the Focus”! 今回登場いただくのは、安定感抜群の高速ツーバスを駆使したドラミングで、JAM Projectなど数多のプロジェクトに参加し、海外でも高い評価を得る青山英樹。高速&複雑なフット・ワークの全貌を見ていこう。

    高速&複雑なフット・ワークを
    ライヴで完璧に再現するための
    試行錯誤が垣間見える

    超高速かつテクニカルなツーバス・ドラミングを披露する青山英樹のフット・ワークは、そのフォームからしてまさに高速ドラミング仕様と呼べるものだ。今回動画で紹介するのは、19年にYamaha FP9の特集企画でデモ演奏していただいたときの足元映像。ここでのパフォーマンスで見られる踏み方は、一貫してフット・プレートの真ん中辺りをつま先で突くような動き。カカトを上下させて体重を乗せる奏法から、足首の素早い返しによってパワーとスピードを両立させるアンクル・モーションまで、柔軟に変化させられるポジションと言えるだろう。スピードが上がると共に、プレートとの接地時間を極力少なくし、まるでバスケット・ボールのドリブルを高速で行うようなイメージでバスドラを鳴らし切っているのは驚異的!

    次に注目すべきポイントはその足順。ミドル・テンポでの連打時は、左足リード(拍のオモテが左足)で踏んでいるが(0:23〜)、6連符(0:44〜)やそれ以上の高速連打の時は、右足リードへと切り替わるようだ。メタル・コアなどのジャンルでしばしば聴かれる、足でのヘルタ(ルーディメンツの一種)といったテクニカルなフレーズを踏む場合には、前後の流れを意識しながら32分音符を左右どちらからでも踏めるように巧みに使い分けている(0:49〜)。このあたりには、複雑なフット・ワークを要求される楽曲をライヴで完璧に再現するための試行錯誤が垣間見えるのも興味深い。

    【青山の足周り】

    ▲青山のフット・ペダルはYamaha FP9。ペダルの間隔は開き気味で、ビーターの角度は浅め。スプリング・テンションは張り気味となっている。

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    デジマート・マガジン特集「青山英樹 meets YAMAHA FP9 – 進化を追求したヤマハ・フット・ペダルの最高峰」はこちら!

    the FOCUS – Back Number

    ♯1 沼澤 尚[blues.the-buthcher-590213、シアターブルック、etc.]
    ♯2 高橋 武[フレデリック]
    ♯3 JOE[DAIDA LAIDA]