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the Focus – ドラマーの足元に大接近! – #3 JOE

  • Video:Rhythm & Drums Magazine Text:Koki Okayasu

the Focus #3:JOE[DAIDA LAIDA]

ドラマーなら誰もが気になる足元の動きを、GoProを駆使して超近距離で捉える連載=“the Focus”! 第三弾で登場いただくのは、スピード&パワーを武器に迫力のドラミングを聴かせるドラマー、JOE[DAIDA LAIDA、the CYCLE、DASEIN、ex-SEX MACHINEGUNS]。ここでは、配信リリースされているDAIDA LAIDAの最新作『綴(つづり)』に収録されている「朧(おぼろ)」での疾走感溢れるツーバス・プレイを分析!

瞬間的に足首に捻りを加えることが
素早いパッセージでも音圧を損なわない秘訣

タイトな高速ドラミングでリスナーを圧倒する JOE。素足でのプレイから繰り出されているとは思えないそのパワフルなフット・ワークの秘密を探ってみよう。

まず、16分連打のときは足首をあまり動かさず、足の裏を地面と平行に近い状態で保ちながら踏んでいるのが見てとれる。このとき足はフット・プレートに貼りついているのではなく、スプリングによる反発力を利用しつつも的確なタイミングで体重を乗せて踏み込んでいるのがポイントだ。プレートの手前側を踏むことで、少ない踏みしろで効率的にパワーを稼いでいる点も見逃せない。

フィルインで多用される8分3連のような細かいフレーズのときは、柔軟な足首の動きが特徴的。瞬間的に、わずかに足首に捻りを加えることが、素早いパッセージでも音圧を損なわない秘訣と言えるだろう。

もう1つのポイントは、左足のゴースト・モーション。右足でのワンバス・プレイ時、左足はツイン・ペダルのスレイヴ側で待機している状態だが(ビーターは打面につけっぱなし)、このときのカカトの動きに要注目。曲の展開によって8分ウラ、4分、16分ウラなどと、右足の間を縫うようにリズムを取っている。これが体幹のバランスを保つと共に緩急自在のビートをキープするのに重要な役割を果たしていることは間違いないだろう。

【JOEの足周り】

▲JOEのフット・ペダルはパールのP-102TW。ビーターは、同じくパールのクォードビーター(ブラックシャフト)で、プラスティックのヨコR面を使用。写真は、配信ライヴ「DAIDA LAIDA 猛獣達の叫び〜ver8.5〜」の会場で撮影したもの。

the Focus Back Number

♯1 沼澤 尚
♯2 高橋 武[フレデリック]