16. 「ツー・バイ・フォー」 Drums:ラーズ・ウルリッヒ

スラッシュ四天王の一角、メタリカの好ドラム・イントロ。いわゆる“メタル系シャッフル”への導入的なフィルで、ツーバスや音数を増やしたくなりそうなところをひたすら“ヘヴィ”に徹してアプローチしている。徐々にクレッシェンドしていくのもポイント。

17. 「ハイ・アンド・ドライ」 Drums:フィル・セルウェイ

レディオヘッド節の効いた静謐な楽曲で、これもリズム導入型のイントロ・プレイ。このパターンは続いて入ってくるアコースティック・ギターと実に良く絡んだアプローチになっていて、彼らのアンサンブルのセンスの良さが伝わってくる。

18. 「イン・マイ・プレイス」 Drums:ウィル・チャンピオン

コールドプレイの出世作から、文字通りビッグ・タイム(大きなノリ)が感じられるイントロのリズム・プレイ。楽曲内のリズム、グルーヴの特性を端的に示すプレイがドラム・イントロとして使われやすいという好例で、そのまま素直に曲に入るのがポイント。

19. 「ホエア・ザ・レイン・グロウズ」 Drums:ウリ・カッシュ

ドラム・ソロのような感じで始まり、6連でスピードと音圧を一気に増幅させ、メタルらしいダブル・タイム8ビートにつなげるという希有なイントロ・アプローチ。イントロとしては長尺だが、曲へと盛り上げながら入る構成は非常に効果的。

20. 「ウェイティング・オン・ザ・ワールド・トゥ・チェンジ」 Drums:スティーヴ・ジョーダン

ドラムをプレイするスティーヴ・ジョーダンのグルーヴ感をそのままイントロに生かしたようなアプローチで、曲の世界をドラミングで表現するようなアプローチ。バウンスのさせ方が決め手で、一部ハンド・クラップとタイミングをズラしているのがミソ。