NOTES
世界中のリズムを研究する名手=岩瀬立飛が、各国のリズムをモチーフとしたパターンをドラム・セットで演奏&解説した、ドラマガ2011年10月号の特集“世界のリズム”。ドラマガWebではその一部を、演奏音源つきで地域ごとに紹介! 全部で168のリズムを紹介してきたこの連載も今回で最終回。ラストは、ヒップホップや現代音楽のリズム。それぞれのリズム・パターンをドラム・セットでアレンジして実演します!
#23 ヒップホップ/現代音楽のリズム
ヒップホップの一例
CDで聴いたもののコピーなので、実際に存在するヒップホップの一例です。そちらはハイハットではなく何かプチプチした音でやっていました。今や何でもあり、ハイハットは要らない。ベースとキックはシンクロしない方がいいです。
現代音楽風リズムの一例
最後にピアニスト、林 正樹氏の作品からの抜粋を紹介しておきます。16分音符を“4-5-4-5-4-3-3-4”に分類し、それぞれ音価の違う8拍子として、それぞれに別の連符を生成しています。音符の総数は32あるから4/4の解釈もできます。以上を踏まえて即興でやってみました。
岩瀬立飛がドラム・セットで叩く“世界のリズム” – BACK NUMBER
■#1:キューバ系のリズム①
■#2:キューバ系のリズム②
■#3:キューバ系のリズム③
■#4:キューバ系のリズム④
■#5:カリプソ系のリズム
■#6:ブラジル系のリズム①
■#7:ブラジル系のリズム②
■#8:ブラジル系のリズム③
■#9:レゲエ系のリズム①
■#10:レゲエ系のリズム②
■#11:その他の中南米系のリズム①
■#12:その他の中南米系のリズム②
■#13:ニューオーリンズ系のリズム
■#14:ジャズ系のリズム①
■#15:ジャズ系のリズム②
■#16:アフリカ系のリズム①
■#17:アフリカ系のリズム②
■#18:中東系のリズム①
■#19:中東系のリズム②
■#20:スペイン系のリズム②
■#21:インド系のリズム②
■#22:韓国/タヒチ/ポリネシア系のリズム
◎Profile
岩瀬立飛(Tappi Iwase):愛知県出身。14歳でドラムを始め、日野元彦、坂田 稔に師事。高校では吹奏楽部でパーカッションを担当。その後、1988年に渡米。ピーター・アースキンやデヴィッド・ガリバルディに教えを受けながら、現地でライヴ、レコーディング活動を展開。帰国後、現在に至るまで自身のバンドである。Nervioや宴での活動の他、エリック宮城バンドをはじめ、さまざまなセッションで活躍中。
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