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    なんちゃってジャズ・ドラム #10 – ちょっと本格的にアフロ・キューバン!

    ジャズは難しいと思って敬遠している人、スウィングしようとしてもロック風のシャッフルになってしまう人……そういったドラマー達にオススメしたいのが、誰もが気軽にジャズ体験ができる“敷居の超低い1冊”=『なんちゃってジャズ・ドラム』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 前回に引き続き、アフロ・キューバン・ジャズ。難易度の高いパターンに挑戦してみよう!

    ▼CLICK!▼

    #10 ちょっと本格的にアフロ・キューバン・ジャズ!

    ベーシック・フレーズ

    難易度 ★★☆

    0:00〜:ベーシック・フレーズ

    上の譜例は、ちょっと本格的なアフロ・キューバンのリズム。右手で独特な音形を叩くことで、より熱い雰囲気が出る。この右手のパターンは“カスカラ”と呼ばれ、アフロ・キューバンでは定番のものだ。難易度は高いが、左手とのコンビネーションをしっかり確認しながら練習しよう。

    POINT!

    ▶︎右手の独特なパターンを自分のものにしよう
    ▶︎両手のコンビネーションを正確に意識しよう

    うまそうに演奏するためのヒント!

    ★ アート・ブレイキーの名演「チュニジアの夜」

    アフロ・キューバン・リズムの名演と言えば、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによる「チュニジアの夜」があまりにも有名だ。

    アート・ブレイキーは1950年代から活躍した伝説的なジャズ・ドラマー。“ナイアガラの滝”と称される、非常に音圧のあるクローズド・ロールの使い手としても知られている。また、親日家であり、幾度も来日を重ねて日本のジャズ・シーンやジャズ・ミュージシャン達に多大な影響を与えた人物だ。

    彼の叩き出すアフロ・キューバン・リズムは非常に重厚で、深い響きをもって迫ってくる。まさにアフリカの大地から湧き出るようなエネルギーを感じさせてくれる。

    自宅トレーニング用フレーズ

    カスカラ・パターンをマスターするための練習

    0:12〜:自宅トレーニング用フレーズ

    上のような、右手のカスカラ・パターンのすき間を左手で埋める練習をすると、カスカラの正確なタイミングを身体に染み込ませることができる。左手は小さな音量で叩くといいだろう。こういった練習は長い時間止まらずに行うことで、より大きな成果が期待できるぞ!!

    なんちゃってジャズ・ドラム – BACK NUMBER

    #1 超カンタン! 4分音符でシンバル・レガート

    #2 4ビートで“歌うように”シンバル・レガート
    #3 アップ・テンポの4ビートをプレイしよう
    #4 シンバル・レガートにバリエーションをつけてみよう!
    #5 色気たっぷり! ブラシで4ビート!
    #6 リズム・チェンジの必殺技 2ビートを身につけよう
    #7 ジャジィにオシャレにボサノヴァをプレイ!
    #8 ちょっとだけ本気でボサノヴァをプレイ!
    #9 アフロ・キューバン・ジャズを叩いてみよう!