2021.08.14 UP

リンゴ・スターが前作からわずか6ヵ月でEP第二弾をリリース

Text：Shinichi Takeuchi
Photo By Scott Robert Ritchie

7月に81歳を迎えたリンゴ・スターが、最新EP「チェンジ・ザ・ワールド」を9月24日にリリースする。

ポール・マッカートニーとの共演も話題を呼んだEP「Zoom In」を3月に発表したばかりのリンゴだが、今作はその続編ともいうべき作品となった。リード曲となる「レッツ・チェンジ・ザ・ワールド」は長年、オールスター・バンドで共演しているスティーヴ・ルカサーとジョセフ・ウィリアムズによる書き下ろし。前EPでもコラボレートしたブルース・シュガーとリンゴが再び組み「ジャスト・ザット・ウェイ」を共作するといった具合いに、前作にも名を連ねた面々が参加。さらにリンダ・ペリー作の「カミング・アンダン」、ジョー・ウォルシュが参加したロックンロールの古典「ロック・アラウンド・ザ・クロック」のカヴァーの4曲で構成されている。

コロナ禍でロサンゼルスがロックダウンされたことでツアーが延期となり、それによって生まれた空き時間を使い、そんな気心の仲間達と自宅にあるロッカベラ・ウェスト・スタジオにてレコーディングしたという新EPでリンゴはどんな歌とドラミングを聴かせてくれるのか。YouTubeなどで先行公開された「レッツ・チェンジ・ザ・ワールド」では、おそらくリンゴと思われるタイトなドラミングが楽しめるので、それを聴きつつ、9月の発売を待ちたい。

なお、リンゴはリリースに先立ち、以下のコメントを寄せている。

「今の段階ではEPしかリリースしたくない気分だと言ってきましたが、これがその新作です。この1年、自宅にスタジオがあることで、以前から一緒に仕事をしてきた人や新しい友人など、たくさんの偉大なミュージシャンたちとコラボレーションが出来たのは、本当に幸せなことだと感じています」