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GEAR – メッシュ・ヘッド叩き比べ(ドラマガLab)

  • Contents by Rhythm & Drums Magazine Review:Yusuke Nagano

編集部が今、気になる“アレコレ”を独自に調査/検証していくDIY企画=「ドラマガLab」。コロナウイルス感染拡大を防ぐため、外出自粛の日々が続いていますが、思うように練習できず、フラストレーションが溜まっているドラマーも多いのではないのでしょうか。そこで今回は自宅練習の定番アイテムとも言えるメッシュ・ヘッドにフォーカス。スネア・ドラムでの練習を想定して、14″のメッシュ・ヘッド(1プライ仕様)を購入し、叩き心地や実際の音量も検証してみました。

【検証について】

今回は国内で手に入る14″のメッシュ・ヘッド(1プライ仕様)として、レモのサイレント・ストローク(SN-0014)、エヴァンスのサウンド・オフ(TT14SO1)、TAMAのメッシュ・ヘッド(MH14T)、そしてパールのマッフル・ヘッド(MFH-14)の計4種類を検証。試奏はリズム&ドラム・マガジンの執筆でもお馴染みのライター、長野祐亮さんの協力の下、室内にて行いました。測定値は叩く強さや周囲の音環境によっても変動しますので、あくまでも1つの目安として参照していただければと思います。

REMO Silent Stroke(SN-0014)

明るい音色ですね。高域が出ている分、若干音量感はありますが、逆にツブ立ちが把握しやすいなと思いました。叩いた感触も、底につく感じがしっかりと伝わってきて、収まりが良いように思います。あとは色が白いというのもポイントで、レモのロゴも含めて見た目の違和感が少ないので安心して叩けますね。

EVANS Sound Off(TT14SO1)

ウォームな音色で落ち着きがありますね。デシベル値もそうですが、実際に叩いているときも、音量感が抑えられている印象を受けました。それは中低域がよく出ているということなんだと思いますが、それが自宅練習では安心感につながると思います。メッシュそのものの質も高くて、耐久性もありそうですね。

TAMA Mesh Head(MH14T)

TAMAのメッシュ・ヘッドはEVANSに似ている印象で、音色はウォームで音量感は少なめ。今回試した中では最も薄い触り心地で、見た目もメッシュの密度がやや大きめだと感じます。メッシュの伸縮性が良くてタッチが柔らかめなのも特徴的ですが、このあたりはテンションの調整で好みを探ることが可能です。

PEARL Muffle Head(MFH-14)

音の傾向としては、サイレント・ストロークに近くて、シャープな音色。見た目にもメッシュの密度がとても細かい印象を受けますが、伸縮性もやや少なめで、それがツブ立ちの良さに貢献していると感じます。ルーディメンツを練習するには、このくらいツブが確認できる方がいいと感じる人も多いと思います。

総評〜14″というサイズで自宅で本格的に練習できる〜

今回は14″……スネア・サイズのメッシュ・ヘッドを試したわけですが、このサイズでありながら、自宅で本格的に練習できるというのが最大のメリットじゃないかと思いました。小さいパッドで練習するよりも、ドラムを叩いているという感覚がありますし、張り具合いを調整できるところもいいですよね。すでにスネアを持っている方ならば、最小限の予算で済むというのも大きいんじゃないでしょうか。

個人的には叩いていて打面が揺れるところもいいなと思いました。その揺れも含めてコントロールするのがドラムなので、自宅練習用としてメッシュ・ヘッドを使うという選択肢は大いにありだと思いますね。そして今回はスナッピーをオフで試奏していますが、環境が許されるならば、スナッピーをオンにするとよりリアルな練習ができると思います。