GEAR

UP

【連載】博士 山本拓矢がデジマートで見つけた今月の逸品 ♯3

  • Photo & Text:Takuya Yamamoto
  • illustration:Yu Shiozaki

第3回:Dragonfly Percussion Kick Drum Beater

ドラム博士=山本拓矢が、定番商品や埋もれた名器/名品など、今あらためて注目すべき楽器たちを、楽器ECサイトであるデジマート(https://www.digimart.net/)で見つけ、独断と偏見を交えて紹介する連載コラム。第三弾は2021年に輸入が始まったDragonfly Percussionのビーターにフォーカスします!

いつもご覧いただき、ありがとうございます! COBスネア16″バス・ドラム・キットと楽器本体が続いたので、今回はドラム関連のアクセサリーに注目してみます。

取り上げるのはバス・ドラムのビーターです。

私自身のこれまでのビーター遍歴の一部と、現在の一推しモデルを紹介してまいりますので、どうぞおつき合いください。

誤解があるといけないので、最初にことわっておきますが、ペダル純正のビーターは、たいていの場合、ベストの1つと言えるマッチングになっています。私達がスティックを選ぶように、ペダルにもビーターとの相性があります。そのものの良し悪しではなく、奏者から楽器、会場やPAなど、その他の環境までを含んだ、音色を変化させる組み合わせの1つの要素として捉えていただけると幸いです。

博士のビーター変遷

まず1つ目は、DWのハードコアビーター(DWSM105)です。

DW ハードコアビーター(DWSM105)

センターに硬質な樹脂が配置され、その周囲を柔らかいウレタンが囲っているという構造です。ウレタン部分を前後させることができて、柔らかな面のみを接触させるようなセッティングも可能なので、奇抜な見た目に反して幅広いタッチに対応しています。金属製のネジを六角レンチで締めつけて、樹脂パーツで受ける構造なので、都度柔軟にセッティングを変更するような設計ではないと思われます。自分のドラム・セットに対してのベストなトーンを見つけて、ウレタンの消耗に応じて徐々に繰り出しながら使用していくような運用をしていました。なおコア部分は直径20mm。本来は樹脂面が露出していますが、音色とタッチを調整する目的で、オーディオ機器用のスペーサーを貼りつけて使用していました。素材はフェルト、セーム革、ブチルゴムなどです。

2つ目は、YamahaのBT950です。

Yamaha BT950

フェルトと樹脂の2wayタイプで、ねじを触ることなく、手でヘッドをひねるだけで簡単にチェンジできる構造です。セッティングやサウンド・チェックの際、気軽に切り替えできるので、楽器をレンタルするようなフェスやツアーでも重宝しました(個人の好意で無償提供してもらった場合など、状況によっては樹脂面の使用は慎重に!)。基本はフェルトで使用して、アタックが足りないと感じた状況で樹脂にしたり、樹脂でサウンドを作ってから、セットリストに合わせて一部の曲でフェルトを使用するなど、いろいろな使い方をしていました。

さて、文字数も足りなくなってきたので、ここで現在メインで使用している一推しモデルを紹介します。

博士が選んだ“今月の逸品”は次ページ