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    テリー・ボジオが語ったDWの魅力|独創的な“要塞ドラム”を11月21日のイベントで特別展示!

    • Photo:Takashi Yashima

    テクニカルかつ独創的なスタイルで、フランク・ザッパ、ジェフ・ベックらを支え、世界中のドラマーに影響を与えてきたレジェンド、テリー・ボジオ。彼の代名詞とも言えるのが、無数のドラムやシンバルを組み合わせた巨大な“要塞ドラム”だ。11月21日(土)、横浜・YOKOHAMA COAST garage+で行われる「DW × Roland Drum Showcase」では、そんなテリーのドラム・キットが特別展示される。そこで今回は、ドラム・マガジン2016年4月号で掲載したテリーが機材について語ったアーカイヴ・インタビューを引用し、彼がDWを選んだ理由、そして唯一無二なドラム・セッティングにまつわるエピソードを紹介しよう。

    テリー・ボジオがDWを使う理由

    若い頃は誰も持っていないドラム・キットを求めていたというテリー。年齢を重ねるにつれて、自身のスタイルやサウンドを意識するようになり、その先に行き着いたのがDWのドラムだったという。

    「それから歳を取るにつれて自分らしいスタイルとヴォイスに気づくようになって、“自分のサウンド”にもっと注意するようになったんだ。そして行き着いた先がDW。(DWは)私のプレイに最適だし、私が望むベストの音を出してくれるドラムを作っているんだよ」

    そんなテリーがDWの魅力として挙げていたのが、進化を続けるシェル・テクノロジーとサウンド・クオリティの高さだ。

    「DWは常にサウンド・クオリティの高いドラムを作り続け、それを2年おきくらいに発表するんだ。古いキットのサウンドも良いんだけど、新しいVLTシェルとXシェルがとにかく良くて、もう古いものを使う気にならないんだよ」

    中でも高く評価していたのが、小口径のドラムでも豊かな低音を得られる点。DWのシェル・テクノロジーによって、以前よりも小さなドラムを低くチューニングできるようになったという。

    「彼らのシェル・テクノロジーによって、以前使っていた大きいドラムよりも低くチューニングした小さめのドラムを使えるようになったし。小さいドラムを低くチューニングできるのは、シェルのレゾナントが大きいおかげなんだ」

    圧巻のソロ・パフォーマンスを支える唯一無二の要塞ドラム

    ▲DWの特注キット&ハードウェアで構成されたテリーの要塞キット。バス・ドラムは16″、18″、20”(×2)、22”(×2)、24″、26″の8台、タムは26台(それぞれ音階が割り振られており打面ヘッドに音階を示すアルファベットが記載)、スネア2台(DWでメインが12″×5.5″、サイドが10″×6”)、シンバルは50枚以上(!)にもおよぶ。後方のタイ・ゴングや銅鑼もインパクト抜群。シンバルはすべてセイビアンで、RADIAを組み合わせたもの。インチ違いのモデルが幾重にも重なっており、サウンドはほぼサステインなしの“超”ドライなサウンド。これによってアタックやピッチ感が明確に聴こえてくる。編集部が機材搬入からサウンド・チェックに入るまでの所用時間を計ってみたところ、およそ2時間強でセッティングが完了、トリガー・チェックで1時間程度、といったところであった。

    巨大な“要塞ドラム”だけではない
    多彩なドラム・キットを愛用

    無数のドラムやシンバルを組み合わせた、超巨大なセッティングを操るテリー。その規模ゆえに機材の運搬も容易ではなく、2016年のインタビューでは、アメリカ、ヨーロッパ、日本など、世界各地にドラム・キットを保管していることを明かしている。さらに、巨大な“要塞キット”とは別に、バス・ドラムとレギュラー・タムの数を減らした“シック・ジャズ・キット”も所有しているという。

    「少し小さめのキットもあって――これは“シック・ジャズ・キット”と呼んでいるんだけど、アメリカと日本にそれぞれ1台ずつあるんだ。ピッコロ・タムがフルセットで装備されているんだけど、バス・ドラムとレギュラー・タムの数が“要塞キット”よりも少ない」

    インタビューでは、クリニック用のロック・キットや、ジェフ・ベック、U.K.、HoBoLeMAなどで使用したオリジナルのブラック・キットにも言及。さまざまな音楽活動に合わせて、多彩なドラム・キットを使い分けてきたことがうかがえる。

    テリーのドラム・キットが横浜に登場!

    そんなテリー・ボジオのドラム・キットが、11月21日(土)に横浜・YOKOHAMA COAST garage+で開催される「DW × Roland Drum Showcase」で特別展示される。今回展示されるのは、インタビューでもテリー自身が言及していた“シック・ジャズ・キット”と思われる。超巨大な“要塞ドラム”に比べてバス・ドラムやレギュラー・タムの数を抑えながらも、4つのバス・ドラムにピッコロ・タムを多数配置した圧倒的なセッティングで、その存在感は抜群。

    当日は、この独創的なドラム・キットを360度さまざまな角度から見学できる他、何とセットの後ろに座って記念撮影も楽しめるという。写真映えすること間違いなしで、一生の記念になることだろう。

    当日はKei(NELKE)、HIDEHIRO(GACKT YELLOW FRIED CHICKENz)、Katsuma(coldrain)によるスペシャル・ライヴ・パフォーマンスや、DWブランドマネージャーのScott Donnellによるトーク・セッションも実施。多彩なスネア・ドラムやハードウェアの試奏も可能で、アメリカを代表する老舗ドラム・ブランドの魅力を存分に堪能することができる1日になるだろう。全ドラマー必見なイベントの詳細はこちら。

    ↓DWの歴史と製品の進化に迫る特設ページはこちら↓