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    和楽器バンド山葵の『ドラムにこじつけッ!』 第17回「ドラムとフィジカルケア」

    ドラムとフィジカルケア

    はいどーも、ついつい気持ちよくて腰の骨をポキポキ鳴らしちゃう、山葵です。

    和楽器バンド全国ツアー2021、いよいよ本日8月27日から始まりました。
    コロナ禍での開催で全国28ヵ所30公演となる大規模なツアー。メンバー・スタッフ一同、感染対策には細心の注意を払い、無事完走できるよう挑んでまいりたいと思います!

    さて、僕らのライヴ現場では毎度メディカル・トレーナーが帯同しており、いつも体のケアを行ってくれております。
    そのおかげで常にベストなコンディションでライヴに挑むことができ、ライヴによる疲労も最小限に抑えることができます。

    ここで僕の治療ルーティンをご紹介してみたいと思います。
    治療のタイミングは大きく4つに分けることができます。

    <リハーサル前>
    骨格のズレを治し、筋肉の過緊張をほどき、アクティヴ・ストレッチを行い体を動きやすい状態にする。

    <本番前>
    リハーサルで感じたことを伝えフィードバックしてもらい、本番ではより精度の高いボディ・バランスに仕上げる。

    <本番中>
    演出の合間やアンコール前など、ステージ袖にはけたタイミングで体の状態を伝え、その場で素早くケアを受ける。

    <本番後>
    疲労・損傷した筋肉のケアと骨格のズレを治し、疲れが残りにくく回復しやすい状態にしてもらい、次の公演に備える。

    こんな感じの治療ルーティンを毎度受けさせていただいております。

    幸か不幸か僕のドラムのプレイ・スタイルは体に負担がかかりやすい上、体質的にケガしやすいため(やんちゃな性格のせいでもありますが)、トレーナーの存在が本当に助かっております。

    ただ何百回受けても未だに鍼治療だけは慣れません……。基本痛いことはあまりないけど、体の中に数センチ、場合によっては十数センチ針が入っていることを考えると……ヒィッ!

    ここだけの話、どっかの筋肉バカなドラマーが2日後にライヴを控えているにも関わらず、筋トレ中にぎっくり腰になり絶望するも、手厚い治療を受けられたことによって無事ライヴを乗り越えたことがあったとかないとか……(そのときは背中が針まみれで、ハリネズミのようだったとか)。

    そんな感じで、本日も多くのスタッフによって和楽器バンドのライヴが支えられ、僕たちは気兼ねなくステージ上で全力パフォーマンスをするのでありました。

    ではまた!

    トレーナーのノルン鍼灸院・小林先生。長年の付き合いで、僕の筋肉は彼に育てられたといっても過言ではありません(暇があると会場の近場で釣りしてるようです)。

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    Profile
    わさび●岡山県育ち。中国人の父と日中ハーフの母を持つ。15歳でドラムを始め、YOSHIKIやチャド・スミス、トーマス・プリジェンなどに影響を受ける。動画投稿サイト“ニコニコ動画”にアップした演奏が話題となり、和楽器バンドに加入。コンポーザーとしてもスキルを磨き、最新作『TOKYO SINGING』ではリード曲「Singin’ for…」を作詞作曲。中学の頃からは筋力トレーニングも続けており、2020年の年末特番「SASUKE2020~NINJA WARRIOR~」へも出場し、話題を呼んだ。

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    和楽器バンド(L→R)
    山葵(d)、蜷川べに(津軽三味線)、亜沙(b)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(vo)、町屋(g、vo)、いぶくろ聖志(箏)、黒流(和太鼓)

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    和楽器バンド山葵の『ドラムにこじつけッ!』