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新メンバーが正式加入! 摩天楼オペラが届けた結成15周年記念公演「摩天楼オペラpresents 15th Anniversary Live」【Report】

  • 文:リズム&ドラム・マガジン編集部 写真:かわどう

実力派の5人で織りなす絢爛なサウンド
響が魅せる超速ドラム・パフォーマンス

シンフォニック・メタル調の壮大な楽曲を、突き抜けるような疾走感に乗せて届けるV-ROCKバンド=摩天楼オペラが、今年、バンド結成15周年を迎えた。ここでは、去る5月4日に東京・大手町三井ホールで行われたアニバーサリー公演「摩天楼オペラpresents 15th Anniversary Live」の模様をお届けしよう。

▲摩天楼オペラ[L→R]
燿(b)、苑(vo)、響(d)、優介(g)、彩雨(key)

有観客+配信で開催された今回の記念ライヴは、ソールド・アウト。開演時間を少し過ぎた頃、ステージを覆っていた幕が上がり、メンバーが板つきで登場。拍手で迎えられると、ドラムの響が打ち鳴らすクラッシュをきっかけに、情感豊かなギター・フレーズがほとばしるメロスピ・ナンバー「Eternal Symphony」で公演がスタートした。

高度なテクニックで演奏されるアグレッシヴな楽曲にオーディエンスの熱気も高まる中、「さあ始めようぜ東京!」という苑(vo)のかけ声と共に披露された2曲目は、さらに会場を盛り上げるハード・チューン「Sacrifice」。ドラムの響は、赤×黒のフィニッシュがトレードマークの愛器=Pearl Referenceのキットを駆使し、手数/足数を繰り出す爆発力と抜群の安定感を兼ね備えたビートで、重厚なバンド・サウンドの屋台骨を担う。

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ツーバスをパワフルに踏み込む強靭なフット・ワーク、一糸乱れぬタイトなツブ立ちでマシンガンのように炸裂するフィル、アクセント的に絡むベルやスプラッシュの煌びやかな音色……彼のドラム・パフォーマンスには確かな個性と存在感がある。

最初のMCでは、苑が「ここに来るまでが奇跡の連続だった。初めてワンマン・ライヴをやったときと同じ気持ちで、今ここに立っている気がします」と15周年を迎えた喜びを語り、再び演目へ。エレクトリックなダンス・ナンバー「MONSTER」では、響が両手で交互にスティックを回しながらダンス・ビートを鳴らす小気味の良いパフォーマンスも映える。

続けて演奏された「Justice」は、美しいミックス・ボイスの歌声、ミステリアスな雰囲気を演出する彩雨のキーボード、メロディックな速弾きギター、それをバックアップするように燿が奏でる指弾きベース、そして地響きを起こすようなドラミングが噛み合った痛快なサウンドが印象的。「悲哀とメランコリー」では苑がドラム側を振り返って歌い、響が立ち上がってオーディエンスを煽る場面も見られるなど、ファンを沸かせる楽曲が次々に放たれていく。

ステージに苑以外のメンバー4人が残り、プレイされたのは、各楽器のソロが光るスリリングなインスト曲「SYMPOSION」。この曲の演奏が終わると、ステージのバックドロップが下がり、メンバーの背後の窓一面に周辺の高層ビル群=“摩天楼”が姿を現した。その風景をバックに、静けさの中で彩雨が美しく情感たっぷりのピアノ・ソロを奏でたところで、苑が再び登場。高らかに歌い上げるヴォーカルで始まり、一気にバンド・インする「もう一人の花嫁」を終始ドラマチックに演出した。

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