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【MUSCLE WASA-BEAT!! feat.山葵[和楽器バンド]】#3−ツミキ「フォニイ」

叩いて!語る!
和楽器バンド山葵の“叩いてみた”ブログ!!

あの“山葵ブログ”がパワーアップして帰ってきた! その名も『MUSCLE WASA-BEAT!!』(マッスル・ワサビート)。山葵のYouTubeチャンネル「山葵ちゃんねる」とコラボし、原点でもある“叩いてみた”動画を新たに撮り下ろし、プレイについて解説! 第3回は8月17日に発売される和楽器バンドの『ボカロ三昧2』でカヴァーしているツミキの「フォニイ」! 奥深い4つ打ちの世界へ、YES…

#3 ツミキ「フォニイ」

はいどーも、嘘つくのが下手、山葵です。

今回は初心にかえり久々にボカロ曲を演奏してみました。
和楽器バンドの新アルバム『ボカロ三昧2』が8月17日に発売されます。
それに先駆けて収録曲である「フォニイ」を叩いてみました。

この楽曲はシンプルながらテンポの速い4つ打ちのリズムでほぼ構成されています。
あらためて4つ打ちのリズムを分析すると

・1小節のうちにバスドラムが4発
・2拍、4拍にバック・ビートのスネア
・8分音符のウラ拍にハイハット

というのが基本パターンとなっています。
ここで難しいのが、2拍、4拍目でスネアとバス・ドラムが重なっているという点です。

ドラム未経験者の方からよくドラムって手足バラバラに動かすのが難しそうと言われますが、実は同時に叩くことの方が難しかったりします
同時に叩いているつもりでも、微妙に前後にズレていたり、それが続くとグルーヴが不安定になってしまいます。

そこで安定したビートを叩くコツとしてぜひ意識してもらいたいのが、“身体の中心で叩く”ことです。
僕の場合、腰骨の辺り(丹田と言います)からエネルギーを繰り出し、結果手足が動いているイメージです。
動画を見ると、4つ打ちのリズムを叩いているとき骨盤がよく動いているのが伝わるかと思います。
指先、足先でリズムを繰り出してしまうと、各部位が離れているため、タイミングを合わすのがどうしても難しくなります。
それを身体の中心である丹田から末端にかけて動かすことで、エネルギーの発生源が同じため、必然的にタイミングが揃ってきます。
骨盤を動かすのがコツ。骨なだけに。

この曲でもう1つ意識しているポイントは、ハイハットの音色を場面場面で変化させることです。
基本的にクローズド・ハイハットで刻んで、サビでは演奏に合わせてあえてルーズめに開いて、間奏ではタイトにオープンしています。
ドラム・セットの特性上、ハイハットが唯一音符の長さをコントロールできる楽器です。
それの音色を調整することで、楽曲のグルーヴに彩りが出るので、演奏で意識していきたい大事なポイントの1つです。

いかがでしたか?
「フォニイ」の和楽器バンド・カヴァー・バージョンが収録される『ボカロ三昧2』は8月17日に発売されます!
大事なことなので2回言いました。
そちらもぜひ楽しみにお待ちくださいね!

ではまた!

Profile
わさび●岡山県育ち。中国人の父と日中ハーフの母を持つ。15歳でドラムを始め、YOSHIKIやチャド・スミス、トーマス・プリジェンなどに影響を受ける。動画投稿サイト“ニコニコ動画”にアップした演奏が話題となり、和楽器バンドに加入。コンポーザーとしてもスキルを磨き、アルバム『TOKYO SINGING』ではリード曲「Singin’ for…」を作詞作曲。中学の頃から筋力トレーニングも続けており、2020年に初出場をした年末特番「SASUKE2020~NINJA WARRIOR~」では話題を呼び、2021年も出場を果たした。
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和楽器バンド(L→R)
山葵(d)、蜷川べに(津軽三味線)、亜沙(b)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(vo)、町屋(g、vo)、いぶくろ聖志(箏)、黒流(和太鼓)

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